彼と私の航海日誌

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ボスリ、と顔面に直撃したボストンバックに目を覚ます。
体を起して辺りを見回すとさっきの雑木林だった。
落ちた感覚はきっと眩暈か何かだったんだろうと思い、落ちたボストンバックを拾い上げて立ち上がり手にしていた携帯へ視線を落とす。
「へ?!圏外!?」
ちょっとマジですかi Phonさん!!
目的地が表示できません、と出た画面に携帯を閉じて辺りを見渡す。
見渡す限り鬱蒼と生い茂る木ばかりで、コレは来た道を戻った方が良いな、と仕方なしに来た道を逆戻りすことにした。

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