死神の夢で会いましょう…

□死神だって…働きたくないです
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〜仕事場〜

死神1 「お前ら…遅刻ギリギリ

だぞ!!何を考えているんだ!!」


真波 「申し訳ありません!!お

前も謝れ!!」


そういいながら真波は私の頭を無理や

り下げさせた。


芽愛 「すいませんでした

〜…」


死神1 「はぁ…もういい。はや

く、仕事に取り掛かれ!!」


真波 「はい!了解しまし

た」


私の態度が悪いのは、どんなに私が悪

態をつこうとも、奴等は皆、私が仕事

をする限りはやめさせることができな

いのだ。私達はこの仕事は得意だ。他

の誰よりも。


真波 「今日の死亡者は多いな…

しかも、家族で死ぬ奴等がばかり

だ…」


この仕事は人の魂の回収が、主な仕事

だ。人が死ぬ際に立ち会わなければい

けない。そのせいで精神的にやられ、

辞めていく者が多い。だからこそ、私

達はクビにならない。


芽愛 「集団で一家心中か?」


私は笑いながら言う。真波は死亡者の

リストとにらめっこしている。


真波 「本当に笑えないな…」


芽愛 「人が死ぬ度にそんな気持

ちになってどうすんだよ」


真波 「そうだったな。まぁ死亡

予定場所が、遊園地みたいだから、一

家心中ではないみたいだ」


遊園地…だとしたら恐らくアトラク

ションの事故かなんかだろう。


芽愛 「殺人じゃあないだけ、ま

だマシだな」


真波 「本当にな」
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