鬼灯の冷徹の世界〜日常〜
□〜日常〜
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〜〜〜花街〜〜〜
めぐみ 「やっと仕事終わったぁ〜」
今日は徹夜になるかと思って、かほちとトミーのご飯のお誘いを断ってしまったから…暇だ…
めぐみ 「まぁ…花街だし、ぶらぶら歩いてみるか!」
衆合地獄で働くようになって、しばらく経ったが未だに、花街見て回っていない。仕事上通るだけだった。
?? 「おっ?なんやったっけ?めぐみちゃんやったか?」
めぐみ 「えっ?」
名前を呼ばれて振り返ると、妲己様の店で働く檎さんだった。
檎 「間違っとったか?おかしいのぉ〜」
めぐみ 「い、いや間違ってないです!ただ、少し驚いたんです。」
檎 「うん?あぁ〜白澤の旦那から、名前は聞いとったからの」
アイツか…花街の常連だもんなぁ… 私が仕事で遅くなって、夜帰る時に花街を通ると、いつもいるんだよなぁ白澤様
めぐみ 「なるほど…でも良く名前だけで、私だと分かりましたね?」
檎 「べっぴんやって、ここいらじゃ有名だったからのぉ〜」
めぐみ 「さすが花街で生きるもの、口がお上手なんですねww」
檎 「お世辞じゃないんだがのぉ…それより、仕事帰りか?」
めぐみ 「はい、今日はもう帰りますよ?」
檎 「もしよかったら、少し休んでいかんか?今日は客入りも少なくて、暇でのぉ」
客入りが少ないのなら、余計に外の椅子だからといって、私が邪魔してはいけない気がするが?ww
檎 「ええじゃろ?」
めぐみ 「檎さんがいいのなら、いいですよ?」
檎 「おっ!ワシの名前知っとったんか?それに、檎ちゃんでええよ」
めぐみ 「じゃあ…お言葉に甘えて、ご、檎ちゃん…ってお呼びしますね」
まだ何か、不満そうな顔をしている檎さん。
めぐみ 「あ、あの…どうかしましたか?」
檎 「う〜ん、まだ堅苦しいのぉ…敬語じゃなく、普通にしゃべってみぃ?」
めぐみ 「えぇ!?」
さすがに、目上の人に敬語無しは…ただでさえ ちゃん付けで呼んでることに、違和感があるのに!?でも、檎さんはこっち笑いかけてるよ…
めぐみ 「ハァ…分かった…普通に話すよ」
檎 「うん!こっちの方がええな」
めぐみ 「そうかな?ハハハハハ(棒)」
檎 「それにしても、もったいないのぉ〜」
檎ちゃんが、私を見ながらそういう。
めぐみ 「何が?」
檎 「獄卒にしておくには、もったいないと思ったんよ?うちで働かんか?」
めぐみ 「ハァ!?どうしたの急に」
檎 「めぐみちゃんなら、すぐに上客もついて、うちの看板になるで?」
めぐみ 「いや、やめておくよ…ハハハ…」
完全に檎ちゃんのペースになりながら、話をしていると…
??? 「あら?可愛いお客様ねぇ」
めぐみ 「妲己様!?」
妲己 「よく見たら、あの時リリスを連れてきたこね?」
めぐみ 「はい!めぐみといいます」
妲己 「フフッ緊張しなくていいのよぉ?丁度よかったわぁ〜貴方に用事があったのよ?」
めぐみ 「えっ?私にですか?」
妲己 「えぇ、リリスや他の皆と今度会うんだけどねェ?リリスが貴方も誘っておいて欲しいって、言われてたのよ?」
めぐみ 「リリス様が?そんなことを?」
てか、皆と会うって…例の女子会じゃねぇか?しかも、リリス様とは、あれ以来会ってないんだがなぁ…メールのやり取りくらいしか…
妲己 「どう?別に返事はまた今度でもいいけれど?」
めぐみ 「是非!行かせていただきます!」
妲己 「フフッ決まりね」
めぐみ 「私はもう帰りますね、明日も早いですし…」
檎 「そうかぁ〜気ぃつけてけるんよ〜?」
妲己 「じゃあ、また今度」
めぐみ 「はい、失礼します」
―――例の女子会に参加するのは、もう間近?―――