鬼灯の冷徹の世界〜日常〜

□修学旅行はろくでもない!
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〜バスの中〜

めぐみ 「頭いった…!」


周りを見渡してみると、辺り一面血ま

みれだった。この様子だと、バスは事

故にあったようだった。


バスの外 「火がガソリンに引火するかもしれん!!逃げろ!!」


めぐみ 「そ、そうだ…逃げなきゃ…!うっ!?」


足が挟まって逃げることが出来ない。

また、徐々に意識が遠のいていく。


めぐみ 「あ、あれ!?何で外にいるんだ?」


気がつくと、何故か外にいた。バスは

炎に包まれ、辺りでは救助された人達

や、先生達が泣き叫んでいた。


めぐみ 「何で泣いてるんだ?私も救助されたのか?」


バスの近くには、救急車や、警察の車

が止まっていた。警察は、泣きじゃく

る人達に話を聞きつつ、落ち着かせよ

うとしている。


めぐみ 「あっ…!かほち達は?大丈夫か!!」


急いで近くにあった、救急車に近づい

てみる。だが、そこにあったのは、見

慣れた自分の顔だった。


めぐみ 「何で…私が…ここにいるんだ。」


今にも死んでしまいそうな私…

このまま…死んでしまうのだろうか…


救急救命士1 「心拍数が戻らない…!」


救急救命士2 「ク、クソッ!!」


救急救命士1 「もう…無駄だ…」


救急救命士2 「えっ……あっ…はい…」


救急救命士1 「すまない…」


救命士さんが静かに、そういったのを

聞いた。救命士さんのせいじゃないの

に……


めぐみ 「はぁ…これからどうしたらいいんだ…」


何時間経った?どうしたらいい?その

繰り返しだった。すると…



??? 「めぐ?めぐも死んだの?」


めぐみ 「かほち?かほちも死んだのかぁ?」


かほち 「まぁ…お前…リアクションひっく…」


めぐみ 「そうだな…妙に落ち着いてるなww自分でも驚きだよwwww」


かほち 「トミーは?見た?」


めぐみ 「見てない…死んでな…」


死んでないんじゃない?と言おうとし

たのだか…訂正だ。


かほち 「お、おう…無事死んでたのね…?wwww」


トミー 「これを無事って言っていいの!?」


めぐみ 「ってか、こんなときまで…一緒とはねぇ…」


かほち 「本当になwwww」


三人で同時に、お揃いのネックレスに目

がいく。


トミー 「仲がいいのは分かったけどさぁ…これからどうする?」


かほち 「こういうのって、お迎えがくるんじゃないの?」


めぐみ 「あれじゃない?お迎えが来てるよ?w」


ブラックホールのような物?が浮いているので、それを指差してみた。


トミー 「いやいや!!あれヤバイ奴でしょ!!触ったらアカン奴や!!」


かほち 「本当に!!危ない!!きっとヤバイ!!」


めぐみ 「触って見みなきゃ分からない!!触ろう!!」


何故か、私から距離をあける二人。


めぐみ 「ほら…一斉にさわるぞ…!」


二人 「どうぞ!どうぞ!!」


めぐみ 「ダチョウ倶楽部じゃないんだから!!ほら、せーの!!」


三人 「わあぁあぁ!!」


気がついてみると、見知ぬ所に来てい

た。


めぐみ 「ここ…どこ?…なにここ…」


しばらくすると…誰かが走ってくる。

よくみると、角が生えていて、古風な

服を着ているようだ…


獄卒 「お前ら…!獄卒が何、亡者の隣に座ってるんだ!!」


めぐみ 「はぁ!?」


かほち 「めぐ…!?頭!頭!何か生えてるぅ!」


頭を手探りで探してみると、覚えのな

い角らしき物が生えている。かほちを

見てみると、かほちの頭にもついてい

る。だか、トミーにはついてないよう

に、思える。


トミー 「えっ!私ついてない!!」


獄卒 「お前は亡者なんだから、当たり前だろう!?」


三人 「ファ!?」


獄卒 「大丈夫
か?お前ら…ちょっと待ってろ!!視察
で、鬼灯様がきてるはずだから、呼ん
できてやる!!」


めぐみ 「えっ?今なんて?」


そして獄卒が連れてきたのは、鬼灯様でした。


鬼灯 「あなた達一体何者ですか?」


―――鬼灯様は私達を見て、不思議そうな顔

しながらそういった―――
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