スラムダンク長編
□恋の駆け引き5
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次の日試合会場に行くと、すでに試合が始まってしまっていた。
藤真はベンチスタート。
今まで見て来た試合の中で、強かった高校とかは大体覚えてるから…
多分翔北ってそんなに強いところじゃないのかな?
それから何度か翔陽はピンチになるが、その度に花形がサポートし、追い付いた点差もまた開く。
そして後半。
ビックリするくらいの速さでダンクを次々と決める翔北。
流川って子がダンクを決めたところで、ホイッスルが鳴り響く。
貴方「…………!」
「出るみたいだね、藤真が」
貴方「あ…神君…」
神「久しぶり、夜空さん」
後ろを向くと、神君だけでなく海南のメンバー達が。
実は去年試合会場で迷子になったところを助けて貰ってから、仲が良かったりする。
貴方「牧君も、久しぶりだね」
牧「今年も見に来てたんだな。」
貴方「うん。藤真の努力の成果を見届けに、ね」
「牧さん、神さん、知り合いすか?」
前髪を上げた男の子。
彼は確か……
貴方「牧君と神君の友達です。よろしくね、信長君」
清田「何で俺の名前を…!?」
貴方「たまに、色んな高校の練習試合見に行ってるから。ね、神君」
神「たまに観客席にいるよね、夜空さん」
そんな話をした後海南と別れ、1人で試合を見届ける。
ピーッ!
試合終了のブザーが鳴り響く。
…翔陽は無念にも、翔北に敗北したのだった。