雲に守られし月姫

□月姫と雲雀恭弥
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「プリントにあるように、これが二学期の委員会の部屋割りです」


「えーーっ、何コレ!?応接室使う委員会ある、ずるい!どこよ!」


「風紀委員だぞ!」


「はっ…!」








『………』


「何か問題でもある?」





「いえ!ありません!すっ、すいませんヒバリさん!!」






『………』


「じゃ、続けてよ」






今日も平和な並盛。


だけど…







「でもおかしくね?応接室を委員会で使うとか」


「のっちもそー思う?」


「インボー感じちゃうよ」







『…………』


「君たちは、仲良し委員会?代表は、各委員会一人のはずだけど…」


「それを言うなら、お前たちもだろ?」


『……………』


「ああ、この子はワケありでね。僕がいないとダメなんだ」


「だからって…!」








『………うるさい』


「「「!?」」」


「あー、残念だね君たち」













校舎裏。


そこには、ボコボコにされた3人組がいた。


そいつらを見つめる風紀の腕章をつけた男たちは、静かに言った。





「ヒバリにたてついたのが悪いんじゃない」











「ヒバリの前で群れ、涼花さんを怒らせたからこうなったんだ」










「ふぁ〜ぁ」


『……恭兄、眠いの?』


「うん、でも大丈夫だよ」


『……無理しないでね』











そして、そんな二人を遠くから見る赤ん坊。





「雲雀恭弥と雲雀涼花。面白ぇーな」



 
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