落書き
□君が思い出になる前に
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待ち合わせた駅前のカフェ。
おしゃれなお店によく似合う彼女。
SKEを卒業してからも、変わらずきれいなままで、むしろ、色気が出てさらにきれいになった。
コーヒーをブラックですする汐莉ちゃんは、はるひなんかの手には届きそうもないくらいのイイ女。
それなのに、変わることのないキラキラした笑顔を見せてくれるんだから、汐莉ちゃんはすごいよ。
優しいよ。
仕事はうまくいっているのか。
他のメンバーとは連絡を取っているのか。
彼氏は、出来たのか。
綺麗な汐莉ちゃんに圧倒されて、何にも聞けやしない。
「また、きれいになったよね!」
「え、ほんとかなぁ…」
自信無さげに笑う顔が、大人の女だ。
「はるひは、相変わらず可愛い。」
前髪を撫でる手に、またはるひは恋をする。
優しくて柔らかい微笑みに、初恋を膨らませていく。