落書き

□気づいたら片思い
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お話を聞いて欲しい深川麻衣さんと、どうしてもスマホいじりたいけどやっぱ深川麻衣さんのこと好きで橋本奈々未さん嫌いな人の小話。




「ね、携帯ばっか見てないでよ。」
「ん?うん、もうちょっと。」
「さっきからそう言ってる…」



ぷっくぅってほっぺた膨らませる大人、この人くらいだろうな。

そんなことを思いながらスマホから目は離さない。



「ね、この後どうする?駅前の喫茶店移るのもありかな?」
「あー、あそこねー。」
「どうする?」
「うん…」



はぁ…なんてため息ついたから、そろそろやめようかと思ったけど、どうもはるひの髪の毛で遊ぶらしいからほっとく。



「んー、はるひー。」
「ん?」
「そろそろー」
「そろそろー?」
「そろそろ暇です。」
「ああー。」



だよねぇ、なんて思うけど、もうちょっと。
もうちょっとだけー。






「んー、んー、あ、あのね、昨日ななみんと遊んだって言ったじゃんか。
ななみん寝癖すごくってさぁ、頭の後ろが上にたっててねー。
急いでたから鏡も見ずにでてきたんだって!
めっちゃ面白くっ「…ななみんがなんて?」
「へ?」

はるひといるのになにななみんの話してるんだ。

「ほら、早く喫茶店行こ。」
「え、うん…」
「はるひがもっと面白い話してあげるから。」
「ふふっあははっ嫉妬だぁー。」
「はーやく。行くよ。」



嫉妬、だ。

別にいいし。

かまってあげたらはるひのことしか見ないんだし。



ほら、こうやって、さりげなく服掴んでるし。





「はるひ、スマホと私、どっちが好き?」
「え?」
「どっち?」
「そりゃ、まいまいだけど?」
「じゃあ、はい。」
「あっ、ちょ…」



スマホ取られた。



まぁ、まいまい嬉しそうだしいっか。




はるひの右手は、スマホからまいまいの左手。
まいまいの左手は、はるひの服の袖からはるひの右手。



これでいいね。







なんだこれ
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