鬼灯の冷徹

□媚薬がくれたもの
2ページ/7ページ

『白澤さん?どうしましたか』


きょとん、と白澤を見つめる鬼灯



「いやぁ…作った薬の効果、誰かを実験台にする訳にもいかないから、自分を犠牲にしてるんだけど…今回の薬、媚薬でさぁ」


苦笑いしながら鬼灯に説明する


『…それで何故私の部屋へ?』


鬼灯は 訳がわからない と
じぃっと白澤を見つめる



「いや、もし僕が適当に誰かを抱いたり、もしくは誰かに抱かれたりしたら、お前怒るだろ?」




『ええ。』

即答する鬼灯。







「だから、今日1日、僕を見張っててよ」



白澤は お願い と両手を合わせて鬼灯に頭を下げる





『…まぁ、今日は休みですし…構いませんよ』



鬼灯は溜め息をつきながら返事をする

その鬼灯に、白澤は笑顔を向ける





「後で怒られるのもやだからね。」



あはは、と笑いながら鬼灯の部屋の本棚を漁る





『…ちなみに、その媚薬、いつ頃効き始めて、いつ頃切れるんですか』





「後数分…で効き始める。多分朝には切れる。…もう効き始めてるかも、あつい。」



手で顔を扇ぐ白澤を見て

鬼灯は団扇を渡した




「ありがとう…。」

へらぁ、と笑って受け取る










…そろそろ…。





「っ……あっつい…」


やっぱり。効いてきた…



『っ…、』



火照って暑がっている白澤を見て

鬼灯は少し焦った




『((……まずい。))』



暑い暑いと言いながら

次々と服を脱ぎ捨てる白澤




「…こ、れ…やばいかも…、…効き過ぎ…っ、」





段々と白澤の呼吸が荒くなる






『ちょ、コレ大丈夫なんですか…?白澤さん…』


心配になった鬼灯は

白澤をベッドに寝かせた






「ん…と…初めて作った…から分かんな…ぁ…」





白澤の目には涙が浮かんでいて

顔は火照って

綺麗に紅くなっていた







『っ…、』





そんな白澤の艶な姿に

興奮しない訳が無く











鬼灯のソレは

既にそそり立っていた
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ