_




こっそりひっそり。

2人だけの秘密。



.

[レス書込]
前へ 1 2 3 次へ 

04/18(Sat) 13:29
時世




悪くない。



いや、実際悪くないよ。

散々周りに言われてたけど私、ほんとにマゾヒストなのかもしれない。

“猿”なんて言われ慣れてるし、まぁ性欲と思われるのは心外だが。
うん、声が聞ければそれでいいや。

雑言でいいからもっとしゃべんないかな。


でもこの苛立ちは仕方ないよな畜生そこはフィレンツェさんの位置だっつーの。

腕回すな回す意味あんのかそれ、なぁ。

意味あんの?


別に今更関係ないけど。
別にいいけど?
いいけどさ?

なんとなく姿勢正してたけどもういいや。
っていうかさ、私が此処にいる意味あるのか?
フィレンツェさんが言うから居たけど、当人は喋んないし。

私は話すことなんか、ないし。

取り合えずやっと喋る気になったらしいフィレンツェさんにこの場をまかせて、いや、でも流石に席外したら怒られるかな。
なんか気持ち悪くなってきたんだが……。

いいや、空気読んどこう、我慢出来ないほどじゃあなしに。

うん。
っていうか私はただ放っておいて欲しいだけなのになんなんだ。
怒るでも詰るでもなく、まさか心配しているワケでもなかろうに、ほんと面倒くさい………。

面倒くさいんだよ、もう。

過去は覆らないんだから、無駄話だよこんなの。
す気去った時に対策が立てられるワケでもないし、これから先の時間なんて、ないんだからさ。

時間の無駄すぎる。

少なくとも私にはね。
大体、ほんとは勝手にいなくなるつもりだったのに、人体の神秘のせいでこんな大騒ぎだよ。

[削除]

04/18(Sat) 15:20
ロビン






無関係って顔してるなぁ、とは思ってた。

ガブリエルに私の素性はバラされるし、リゾルートは入ってくるし。

散々だ。

せっかく彼女の気の済むようにしてやろうと思っていたのに。

出来るだけ穏便にね。

だから私は大人しく、なるべく口を挟まずにいたんだ。



「…ガブリエル、」

「なぁに。」

「“この件”については私が悪かったと思ってる。反省もしてる。一度は子供が流れるように仕組んだのだけど……」

「………流されたのはあなた。」

「…そう、多分。出来なかった。確実じゃあなかったんだ。促進剤を勧められたが誘発されれば即時流れる。彼女に何かあればあらゆる人間が疑われたちまち修羅場さ。」

「そう…ラファエルが噛んでるのね。」

「私が脅したからね。」

「あら、上手く逃がしたじゃない。」

「そんなつもりは無かったのだけど。」

「ラファエル、怒ってたでしょう?」

「…うん。」

「可哀想に。」

「うん…」

「勘違いで突っ走ってこのザマよ。笑えないわ。」

「…勘違いかな、本当に。」



人と話す時は、目を見ろって。

“相手をしっかり認識しろ”って。

彼女が言ってたっけ。



「君が言ったんだよ。」

「何を?何の話をしているの?」

「言えって?今ここで?」

「えぇ。」



…嫌だなぁ。

わかってるくせに、尚更嫌だけれど。



「…君と出会ってしばらくしてから、いつか私が君に聞いたろ?なんで私を助けるのか、って。血の繋がりも何も無い赤の他人を、何故?そして君はこう答えた。従兄に瓜二つだから、放っておけなかった。」

「気にしなくていいのよ。ルークは知ってるから。」

「…初恋相手に瓜二つだから、だっけ。」

「そうよ。で?」

「最初はそれ程気に留めてはいなかった。でも段々と――親しくなればなる程…」

「だから私は二度とその言葉を口にしなかったのよ。」

「私には伝わらない。」

「何が欲しかったの?撤回?謝罪?私はそれを上回る愛を伝えたはずよ、みんなの前で。誰もが証人に成り得るくらいに。何が不満なの?」

「わかってるだろ…こんな時だけ“わからない”はやめてくれ…」

「わかるわよ、だから行動でだって示してきたんじゃあない。でもあなたが拒んだのよ。私をあなたが拒んだの。私のせいにばかりしないでよ…!!」





.

[削除]

04/18(Sat) 20:23
時世



わあ、修羅場。


中々に、うん。

っていうかほら、だから言ったのに“誤解”だってー。
さっさと和解しろよもう。

そろそろ保険かけてスタンドの“根っ子”張っとこうかな、緩めで。


しばらく外界の、音遮断してぼーっとしてたけど。


ガガさんが声荒げる辺りから意識が戻ってきた。
まぁ、ねえ。
うんそうだよね、ガガさんがフィレンツェさん好きなのは周知の事実じゃないか。

フィレンツェさんだってね、ガガさん特別扱いでね、十分じゃあないのかね。


いや、言わなきゃあわからない、ってのはわかる。

行動に示してきただろう、というのもわかる。


でもやっぱり、言葉にしなきゃわからないんだよね、それこそ誤解を生むからさ。


“逃げた”のはフィレンツェさんの方?


これもなんとなくわかる。
案外臆病というか、一々行動に理由付けしてるように思えるし。
でもなーガガさんもなー。

わかってよ!わかってるでしょ!な感じで私みたいなこと言ってるしなー、冷静に見えるだけで冷静じゃあないのかしらん。

いずれにせよ。

わかり会いたければそこの折衝はは避けて通れないんだろう。
自惚れとかプライドとか、
まあくだらねーの。

私もさ。

フィレンツェさんにしたってそう、くだらねぇって思うよ。
でも私の悩みだってアチラにしたらくだらない。


そういうものだよ。


……取り合えず早く終わんないかな。

どうせフィレンツェさんはガガさんを選ぶし、私だってそう望む。
みんな“敵”くらいに心構えとかないと死にそうだし?

実際のところ、私が全員の“敵”なんだろうが知らんね。

とにかく今は。
今のうちに。

こっそり社長っていう、私の悪魔を眺めておくよ。

[削除]

04/20(Mon) 07:20
ロビン




彼女の主張はもっともだ。

わかるさ、わかるよ。

確かに行動で示してくれていた部分は認める。

愛してくれてもいた。



だが、どうだろうね。



私は“そういう愛”が欲しかったわけじゃあない。

かと言って、私は性別の壁は乗り越えられないしそれに私の“そういった愛”は彼女にはやれない。

大体、…少し違うけれど今愛している男と喧嘩したからってすぐに昔愛していた男の所に泣きつきに行くっていうのが気に入らない。

結局、都合がいいだけじゃあないか。

いつも折れては迎えに行って、不本意ながらリゾルートの野郎から説教喰らって連れ帰るんだ。

よりによってこのクソ野郎…



「珍しいわね、感情ダダ漏れ。」

「ならわかるだろ。」

「わかんないわよ。」

「へぇ、こんな時ばかり都合がいいねぇ。」

「臆測だもの、仕方無いでしょう?」

「君はわかってくれないとよく言うけれど、そんな職業のくせに私のことはわからないんだ、何年も一緒に居るのに。私が君に隠し事が出来ないのはわかってるくせに。私が君に隠していたのは唯一、君との愛のベクトルの違いだけだ。」

「言わなきゃわからないわよ、」

「だから言ってきたろ今までずっと。そうでなけりゃあ君はよほど私が信じられなかったんだな。」

「信じてきたから今でも“こう”なんじゃない。」

「――…ハハ、“その話”を出すのかい…私が言い返せなくなることをわかっていて、まだ…」



あの日。

くだらないことで言い合いになって。

出て行ったガブリエルはデスティーノに捕まった。

アイデンティティを失って、…私のせいだよああそうさ、だから私は。



「…もう、やめよう。」

「非を認めるの?」

「いいや。」

「…まさか放棄するの?」

「違う。」

「じゃあ何?」

「なぁ、上手く騙してたろ、」

「は?」

「“乗ってやってた”じゃあないか…」

「ちょっと、ホントに何の話――」

「私は君と“対等”だったことなど一度たりと無いんだよ。…わかるだろ、わかるよな?」

「……何よ。」

「“対等”に見せてただろ、乗ってやっていたよ。でも私は首輪を付けられた犬なんだ、君に拾われてからずっと。今まで。…君はわかってたんだろ。“逆らえないだけ”って…」





.

[削除]

04/20(Mon) 19:13
時世



…………。

…、……うん?

うん、いや、なんとなくだけどさ。


フィレンツェさんの方を見たんだ。

それからガガさんを、但し視線だけ動かして見て。


いや、まぁ二人ともこっちなんか見ないんだけどね。

またフィレンツェさんに視線を戻して。

……やっぱりなんか。


やだなぁ、って。


よくわからないけど、フィレンツェさん、ばかだなぁ……なんて思った。

“首輪”とか懐かしいなー


ガガさんもアレだなー。


でも好きなら仕方ないんだよなー。

………変な人達。



私にはよくわからないね。

ああ、理解しようともしてないし当然のことだけど。

………なんとなく、悲しい気がする。

なんとなく、の話。

気のせいでしかないのだろうけど。

馬鹿馬鹿しいとも確かに思うけど、まぁね、それがいわゆる……なんだろうね?


社長を見たけどやっぱり特に何か変わりがあるわけでもなく。


……やっぱり私は異物なんだと思ったよ。

この三人には三人の、何か繋がりがあって、
けれどそういうのって、案外、外部からの“何か”であっけなく変わってしまうんだ。

“流れ”って、急に変わるから、溺れそうになる。

“強く”ないと。

私は今まで大人しく流されるだけ流されて、流れが緩くなったら少しでも良い方にって生きてきたけど。

溺れ死ぬ覚悟で此処まで来て、来れちゃったからには仕方ない。

堪えられなかった弱い私はだからもうそんなザマ晒せないだろ?

だから、やっぱり私の中がなんだか、ドス黒い感じがしている気がするのだって気のせいさ。


……吐き気を堪えるためにすこし前屈みになって、床に視線を落とす。


でも、やだな。

やっぱり。

罪悪感とか後味とかじゃあなくて、この二人がこんな言い合いで万が一にも離れ離れになったら。

並んで笑ってる二人が好きだったのに。

原因の私が思うことじゃあないのはわかってる。

いいや、私は切欠でしかないのかもしれない、とさえ思うよ。
責任逃れみたいだけど、よく考えたらさ。

ガガさんにしてもフィレンツェさんにしても。

社長なんかもっと。

私なんかの存在…………

いや、やめよう。

取り合えず吐き気の波が去るまでもっと別なことを考えよう。

素数でも数えるか?

[削除]

前へ 1 2 3 次へ 

[戻る]
[レス書込]
[TOPへ]



©フォレストページ