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こっそりひっそり。

2人だけの秘密。



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04/15(Wed) 03:15
015
ロビン

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04/16(Thu) 00:11
時世



おいおいおいおい。


オイ、冗談だろ。

ちょっと待てな、フィレンツェさん既婚?

妻帯者?

いや私だって“浮気”だから人のことはいえないが“不倫”ってあーた、いやそうじゃあねえだろ。

フィレンツェさんの女運はこの際想定の範囲内だといっておこう。
寧ろもっとあるだろとか思っちゃうくらいに。

っつーか同情もできないくらい混乱してる。

いや、同情なんか求めちゃいないだろうが私にどんなリアクションしろと?



「………“ミランダ”ね」



フィレンツェさんも、ほんと、甘いね下衆だけど。
少し、耳に挟んだことはある、聞きたくないことだったけど仕方ない。
どうせ自分はそれだけのことをしたとかなんとか考えたんじゃないかな。

でもそれでとった行動が下衆いもとい不味いよねぇ。

いや、フィレンツェさんを責めるいわれはないし、ミランダさんに同情しているワケでもないんだけど。
逆もさ、ないワケよ。
どうでもいいワケよ、

“今”の私にしたらさ。

そうだろ?そうだな?
オーケー、よろしい。

私は何ともおもっちゃあいないし動揺なんかする謂れもない、だな?

そして今の話からするに、取り合えず私は考えた。

返す言葉を。



「ご忠告、有難うございます」

「忠告?」

「いや、リゾットだけでもアレなのに厄介だなと。
女はこわいですからね、何するかわからないってか何でもしますからね」



奇妙な一寸の沈黙の、

室内、

相変わらず何故か私に視線をくれるガガさん。

やめて、見ないで。

そのままフィレンツェさんと見詰め合ってればいいものを。



「咲ちゃん、あなたはこの状況を「正直、私はミランダさんに敬意を払いますね……私はそんなに強くなかった」



なるたけ、なげやりに。

ガガさんにどこまで通じるかは疑問だけどさ。
もう、あくまで利己的にしか考えられないし、そうすべきだと思っているから。

他人に遠慮したり、
慮ったり。

そうやって生きてきたけど腹を決めたらもう、自分のことだけを考えなきゃあいけないんだ、って。

大体、なるべく“誰も傷付けないように”と思って、考えて、出した答えがこのざまだしね。

誰かに相談していたらまたかわったのかな?

……詮ないことだが。



「ガガさんは私にそんな話してさ、どうしたいんですか?私、わかりません」



“関係がある”から話したのだとガガさんは言う。
だけど。

他人が語る他人の過去になんの意味がある?

持論というか格言だけど、過去というのは自と語られるモノだと思ってる。

フィレンツェさんは私に話さない、私も聞かない。
ガガさんが話した、事実だとして、だがもはやそれは“それだけ“のことでしかないんだ。



「フィレンツェさんも黙りだしさ、それで?
バカな私にもわかるようにお願いします」

「本気で言ってるのだとしたらそれは、あなたが見ようともしていないだけ」

「それが弱者が幸せに生きるコツってヤツです」



現実を生きても、視界や耳に入る言葉を選んで世界を再構築する。
自分が得る“真実”
それが偽りでも、破綻するまではそれが“世界”



「私はね、ガガさん。
偽善者の自覚があります」

「……偽善ですらない、ただの身勝手になるわよ」

「結構。私はただでリゾットに殺されたくなかった。その時点で身勝手です、皆を思えば一番の方法なのにね」

「そういう話をしているんじゃあないのよ、今は。
話を変えて逃げようとするのは悪手ね」

「変えてないですよ?フィレンツェさんの“悲惨”な過去を並べ立てて、今更なにを?」



私は見なくていい、聞かなくていい。
受けとりたくない、知らないまま。

……わからなくていい。

だから早く諦めてよ、こいつはもう“ダメ”だと。



「そうですね、私は知らないうちに彼を手酷く傷付けたしガガさんにも予想以上にダメージを与えたってことはわかりましたけど」

「……」

「話してて気づきました。私は単に社長にだけは、…リゾットの矛先を向けたくなかった、ただそれだけだったみたいです」



あいつ、しつこいから。

私のこと、かけらも信じてないから。
いつだって疑って。

だから、社長に目がいかないようにする為に私は、無意識に、こんな選択を、阿呆みたいな理由をつけて馬鹿したんだ。

そうなんだろ?なぁ。

ほら、もういいでしょ?

話聞かずに自分の言いたいことだけ言って、自己弁護に徹するような女。

此処までしても謝罪の一つも出ずに、憎まれ口叩くような。

当事者のクセに他人事みたいにスカした態度の不細工なんて、私なら殴ってるね間違いなく。

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04/16(Thu) 19:42
ロビン




「…まぁ、そうねぇ。」



確かに“女”ってヤツは何をしでかすかわからない生き物だけど。

それなら私も同じよ。



「理解出来ないなら今の話を掻い摘まんで、ポイントを整理してみようかしら。」



アプローチを変えてみる。

希望は無いでしょうけど、何もしないよりはマシよね。

きっと。



「法的に裁かれる立場にあること、あなたに関わる全ての人を危険に晒すであろうこと、フィレンツェを巻き込んだことで私が黙っていないってこと。この3つよ。」



起こるであろう大惨事。

考えただけで地獄絵図よ。



「だから?わかってますよ?」

「どれくらい先をわかってる?1つ目と2つ目はどうか知らないし干渉する気も無いけど。」

「どれくらいって、だってどうなろうが知ったこっちゃあないですから。知りませんよ関係ない。」

「関係無い?そう。私にここまで言わせておいて、まだそう言えるあなたって余程社会的信用があって力を持っているのね。知らなかったわ。」

「はァ?あぁ、じゃあよくわかりませんけどとりあえず謝っとけばいいですか?」



救えないわね。

でも見捨てないわ。

だって死なれたら困るもの。



「…………」

「――話の途中にごめんなさいね。で、何だったかしら?」



メールをしたの、ちょっとね。

彼女が何か言ってたけど下らなすぎて聴いてなかったから、下らないついでに。



「チクりですか?」

「何が?誰に?何を?っていうかあなた、関係無いって自分で言ってたじゃあないの。」

「言いましたよ。でも勝手なことされちゃあ困るんです。」

「あらそう。で?」

「“で?”じゃあなくてですねェ――ハァ…」

「言わなきゃあわからないわ、私はあなたじゃあないんだから。」

「何コレ。こんな無駄な言い合い――何。」

「…いいえ、何でも。」

「いい加減にして下さいよ、そうやって子供じみた挑発するの。」

「あのね、挑発なんてしていないわよ。あなたが勝手にそう感じただけで私は何も言っていないもの。勝手に思い込んで、迷惑よ、そういうの。」

「じゃあ、――」



ガチャリとドアを開ける音。

無表情で、私はどこか笑いそうになりながらも心はスーっと冷めていくような。



「まだか。」



ノックもせずにズカズカと上がり込む彼は、彼女に一瞥くれることもなく当然私の隣に腰を降ろした。





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04/17(Fri) 10:23
時世




ご冗談。



なん、――――きちゃったよ。

いや。

私も、何処かでわかっちゃあいたんだろうが。

社長、……でもこの期に及んで狼狽えるとか、ないわ、…ないわー。

ないっつってんだろ畜生が、くそったれ。

そう、ガガさんだもん、あのガガさんだもん何かあったら社長つれてくるよねソレでなくともそういや聞かれたんだっけいやまぁ、それは、そんなことはどうでもいいんだよもはや、結果はわかってたからねそれでも私は秤にかけて、賭けて、負けたんだからそれだけだそ れだけさ自分が仕掛けたこと、敗者つまり弱者は余計な言い訳なんて必用ないし見苦しいしそれで現実が変われば苦労しないし馬鹿馬鹿しいったらありゃあしない、みっともない、つっきるならつっきれよ今更かっこつけたって私は行動を起こしてしまった、責任がある、がかといって私は今少し、命を惜しく思い始めてもいる訳で。

…内心、正に修羅場だよ。



――――――――結果。



私は沈黙した。


我ながらわかりやすいな。
でもしょうがないよな、私はわかってたんだ。

こうなること。

誰か何か言ってたけど聞いちゃあいない、一転して私がだんまり。

下手に口をひらいたらえらいことになりそうだ。

いい、あんな最高に見苦しい私を見たのはフィレンツェさんだけで十分だ。

他人にどう思われようとどうでもいい、私は私の価値観を持って突っ走る。
如何に周りに迷惑をかけようとも。

何が悪いの?

なんて逆ギレ出来るくらい厚顔にならなきゃあいけない。
罪悪感なんていだいちゃあいけない。
表に出したら終わり。

………よし、そう。

うん、そう考えたら社長、あぁ今眺め放題じゃあないか。
最後になるだろうから、存分に眺めておこうかな。
なんか聞こえる気もするが知らん。

隣のフィレンツェさんを眺めてから、社長を眺める。

似てる、けど。


やっぱフィレンツェさんと違うな、うん。


なんか、何故かこのタイミングで頬が緩んだ。

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04/18(Sat) 04:02
ロビン




あら、笑ってる。

やぁね気持ち悪い。

この状況で、黙り決め込んでにやけるとか気持ち悪い以外の何物でもないわ。



でもまぁ、わかってるわよ。



現実逃避して都合よく切り替えたわけね、ハイハイ。



「なんだ、俺に構わず話せばいい。いつも通り。」

「話になんないのよ。」

「フォルテ、さっさと話を進めろ。」

「待ってよ、私は彼女と――」












「――“彼女”?誰だ、ソレは?」










フィレンツェを促すルーク。

でも私は彼女との話を終えていない。

だから言ったのよ。

それだけ。

私はこの話をルークにはしていない。

勿論この状況だって。



でも…、残念と言うべきか、流石私の従兄と言うべきか。



えぇ、残念なものですか。

喜びすらしたわ、無表情でね。



「………リゾルート、彼女のことだよ。」

「“彼女”?…まさかその“メスザル”のことか?」



凍てついた空気。

けれど一瞬だけ。



「………」

「フォルテ、コイツと和解する気が無いなら連れて帰るぞ。」

「まだ話してすらいない。」

「なら早くしろ。」

「君が来たことがそもそも理解に苦しむのだけど?」

「愛する従兄弟が大事な学会でお疲れのようだったからな、運転手だ。」

「いい加減SP雇えよ。」

「俺で事足りる。」

「…まぁ、否定はしない。そうだね。」

「そうやって論点をずらしていくのがお前お得意のやり方だったな。」

「別にそんなつもりはないさ。」

「だったら必要なことだけを口にしろ、無駄は省け。下らん。」



私の肩に右腕を回し、左腕は肘掛けへ。

あぁ〜あぁ〜、フィレンツェったら機嫌が更に悪くなってきたわ。

でもなんだか悪くないわね。

女には嫉妬しないくせに。



「…わかった。」





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