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こっそりひっそり。
2人だけの秘密。
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08/11(Mon) 21:20
010
ロビン
010
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08/13(Wed) 11:22
時世
あぁ、フィーネ君相変わらず可愛かったなぁ……。
次いつ会えるかな、
………なんて考えてやっぱり止めた、考えない。
会いにも行けない、今更。
まったく呑気なモノだね、私は、ほんと薄情な女だよやになるね。
フィーネ君がこっちにいた“理由”にしろ“原因”にしろ、私ってヤツは……。
そして今日び。
呑気にお腹減ったと主張してフィレンツェさんを見れば相も変わらずあんなにも“色々”あっても依然変わりない苦笑。
………改めて思えばすごい人だよ、この人も。
あ、イルーゾォが魚食いたいと言ったせいで結局買い出しからだぜ畜生。
いや、好きだよ、魚。
「(月の穢の品買い足さなきゃあな…)車出すならトイレットペーパー箱で買いましょう。ノートとメモリーもストックしなきゃ」
「メモリ?そんなに使ったかな」
「基本使い捨てだからね」
「リーダーが不意討ちでキレて在庫全部ダメにしたことあったよな」
「あれはあの時買い出しに行った人が保管場所にしまわなかったのが悪い!」
「まぁ大した額じゃあないけどとんだ不注意だね」
「……そんなことよりお腹減ったってば!」
立ち上がってフィレンツェさんをぐいぐい引っ張って立たせる。
私はこういうこと(食)には素直なんだぜ!!
イルーゾォが微妙な顔してるが気にしない。
フィレンツェさんのヤレヤレ苦笑も腹立つけどいつものことなので気にしない、してたら頻度の高さにメンタルやられるしな!
「はい!私は白身魚がいいです!」
「魚、俺のリクエストなんだけど」
「いや、行ってみないとなんともいえないって……咲ちゃん?」
「………ぬー…立ち眩み。お腹が減って力が出ないよぅ…但しアンパンはいらんぞ!」
「ごめんなんの話」
「日本の児童向けアニメにはお腹を空かせた子供に自分の顔を抉って『さあおたべ』するヒーローが」
「なにそれグロい」
「そんなことより腹いた…腹へったでござる……」
冗談抜きで最近体調がおかしいんだが、一回病院行った方がいいんだろうか?
それとも、疲れてるんだろうか。
でも最近は、不思議なくらい何も起きてない。
仕事も少ないし(貯金はしてあるから慎ましく暮らす分には全然問題ない)平和そのものなのに。
―――――とかなんとか思ってるとそのうち何か起きるんだよな。
やめよ、考えるの。
「よし!早く!買い出し!……ごはん!」
「ハイハイ……」
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09/07(Sun) 11:45
ロビン
買い出しも終えて、帰りに向かう車の中。
先程駐車場で青い顔をしていたものだから、…一応大丈夫かと聴いてはみたのだけど。
大丈夫だと、まぁ、ほら、何というか、彼女のことだから大丈夫じゃあなくても大丈夫って言うとは思っていたのだけどね。
「――ごっ、ごめんなさい…」
「いいよ、仕方ない。」
それより大丈夫かい?
未だ青い顔で俯き気味の彼女に問えば、今度は観念したのか口元を両手で押さえながら素直に首を振る。
「外で出しておいで。路駐で構わないかい?」
丁度いい、路地もあるしあそこにしようと少し進んで車を停めた。
途端にドアを開けて走り出す彼女。
爆弾娘に続いて私も路地に向かい、盛大に先程買い食いしていた物を戻す彼女の背中をさすってやる。
一頻り戻して落ち着いたのか、はぁ、と大きく息を吐く。
「……はい、水。ハンカチはいるかい?」
「持ってます…すみません…」
封を開けて水を渡し、受け取る彼女は今、打って変わっていつも通り。
顔色も元通りだ。
「空きっ腹にポテトはきつかったかな…あぁぁホントすみませんでした…車の清掃?クリーニング?弁償しますねごめんなさい…」
「そんなのいいよ、気にしないで。」
顔色は戻ったものの、申し訳なさそうな彼女は路肩に停めた車を一瞥して。
クリーニングなんか気にしなくていいのに。
彼女を少し待たせて助手席を片付ける。
ふむ、そりゃあそうか。
吐瀉したモノは全く消化されていない。
胃の調子が悪いのか?なんて考えながら、外に放置した彼女を迎えに。
ドアを開け、リアシートへ座らせるため彼女の背中に手を添える。
「あ、大丈夫ですよもう、ホント大丈夫なんで――」
「………ちょっと待った。」
え?
そう驚くのも無理は無い。
座りかけた彼女を引っ張り出し、私は彼女の背中に手を当てたまま。
「……病院に――いや、キミ、薬局に行こうか。」
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09/08(Mon) 19:22
時世
いや大丈夫ですって、
いいから行くよ、
なんて。
ほんとにもう大丈夫なのに……とはいえ車汚しちゃった手前、さぁ。
つーか何度も寄り道させて申し訳ないっていうか。
あぁああほんとなんだったんだろう胸焼けか?
貧血か?
まぁ、薬はあっても困らない、かな。
って、大人しくまた車の中で。
「やっぱ胃薬ですかね?あぁ痛み止で頭痛薬?
私、あんまり薬飲みたくないんですよねぇー…」
「……最近の体調は?」
「え?ちょ、ちょっと止めて下さいよ!急に気持ち悪くなる時くらいありますって…!」
何か空気重くね!?
大丈夫ですよー、全然もう元気ですよー。
…………車汚しといてあんまり元気アピールするのもなんだな。
いや、しかしこの不調の原因わかったかもしれない。
アレだ、きっと月の穢の不順のせいだ。
この前ちょっと出血して私の気分をドン底にしたくせにすぐ終わっちゃったしさぁ。
「あー……ほんとなんだったんだろう」
「ところで、買うモノは解ってるのかい」
「だから胃薬と、念のために痛み止を」
「そう」
「はい。あ、すぐ買って来るんで待ってて下さいね」
車汚した腹いせに置いていくとかやめてね。
なんて、そんな人じゃあないのは知ってるけど。
仕返しやるならきっと、もっとえげつな……ゲフンゴフン
「他に買うモノは?」
「?ないですよ……」
「それくらいなら買ってこようか。メーカーは?」
「いいえ、結構です。
大丈夫で……はっ、まさかフィレンツェさんそんな、私の罪悪感をチクチクチクチクと………!
弁償するって言ってるじゃあないですか……ッ!」
ちょ、なんですか。
なんですかその目は、私なにかしまし………たね、ええ車汚しましたね!!
なんか畜生!!!
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10/14(Tue) 04:07
ロビン
――薬局にて。
胃薬に鎮痛剤を選びながら、私は考える。
彼女の体調不良について。
いや、間違い無いのはわかっちゃあいるのだけれどね。
ここ最近、時々感じていた違和感の正体。
今思えば気付かなかったことが馬鹿馬鹿しい。
そう、違和感になんとなく心の中で訝っていた時には、いつだって近くに彼女が居たのに。
(………クソッ、なんなんだ……ッ!!)
笑えないぜ、まったく。
いや、経緯はどうあれ、たかが可能性の話にしろ今後の私にも関わることになるかもしれない。
しかしどうやって確かめればいいんだ。
直接彼女に訊いた所でまず彼女が戸惑いはしないだろうか?
素直に受け止めたとしても、もし万が一それが都合の悪いことであれば散らかし放題散らかして結局うやむやになってしまう。
今迂闊にアレを買っていったとして、彼女が素直に私の指示に従うとは到底思えない。
第一、どこかの馬鹿共に“色々と”押さえられては一溜まりも無いことでもあるし。
どうする、方法もタイミングも。
いつ、どこで、どうやって?
事情は話さずラファエルにアレを貰うか…クソ、たかが可能性の話でこんなに振り回されるだなんて。
まずは様子を見るために手元に無ければ話にならない。
「あぁ、お客さん!おつりおつり!」
「――ん?あぁ、すまないね。募金箱にでも入れておいて。」
紙袋を手に店を出て、駐車場までの道すがら。
頭の片隅にあるいくつかのケースに考えを巡らせて。
(………クソ、考えたくもない……)
振り幅がデカいな。
最悪だ。
ただ――…いや、そんなこと、しかし……有り得ないことは無い。
“あぁいう瞳”を、私は見たことがあった。
どこまでも真っ直ぐ純粋に狂ってやがる、あの瞳。
彼女のあの時の“あの瞳”は薬のせいだと思っていた。
「迷ってたんですか?」
「はい、薬。ん?別に?」
「ちょっと遅かったですね。あ、まさかフィレンツェさんたらナンパして――」
「そんなわけないだろう?女は懲り懲りだよ。」
「…………」
「………なに?」
「あ、いえ別に…」
「そうかい。」
考え過ぎ、ならいいのだけど……
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