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こっそりひっそり。
2人だけの秘密。
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03/26(Wed) 13:03
004
ロビン
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03/28(Fri) 10:29
時世
今日は何故か、珍しく。
すっきりと起きられた。
いつも一度、確かに早めに目覚めはするけど二度寝上等だし。
昨夜も別段早く寝たとか、そういう訳でもないはずなのだけれど。
「………おはよう…」
こう目が冴えちゃってたら寝っ転がっていてもしょうがないし、お腹も減ってることも自覚してきたから。
ベッドから降りて諸々の支度をしてリビングに行ったけど、誰もいなかった。
珍しい。
充電中だった私用携帯の電源を入れて見ればメールが三件。
「……おせーよ…」
誰もいないアジトの中で一人言溢しながら朝食用意して、メールを開く。
三件ともリゾットからで、それぞれ遅くなるから一人ならアジトは止めとけ、どうなった、返信よこせ、ってメール。
“じゃあ帰ってます。”
って返信入れて、あと気を付けてとかそんな感じの文をつけたして。
卵に肉にトーストと作りおきのスープ食べてたら、誰かが来た……っていうかプロシュートさん。
「よう。……なんだ、アイツまだ帰ってねぇのか?」
「そうみたいですね。
…おはようございます」
「連絡は」
「メールがありました。
なんでしょうね、そのまま任務突っ込まれたのか巻き込まれたのか」
「いきなり任務ってのもな…後者か、それとも私用だったりしてな。
どうするよお前(笑)」
「私用でも全然いいというか普通だと思います(棒)」
「…あぁ、おめーはそういう女だよ」
「………あ、ペッシもおはよう」
「ブォン・ジョルノ!」
ソファに長い足投げ出して座るプロシュートさんと、何やら荷物を運んでいるペッシ。
…全く、コキ使うなぁ…。
「それよりお前、今日はどうするんだ?」
「どうもしませんよ。
大人しく…そうだな、データ整理でもしておきます」
「此処で?」
「いえ、一旦帰りますよ、あっちに。リゾットあの調子じゃ最近キナ臭いですし冷蔵庫整理しときたいし」
「送るか?」
「大丈夫ですって!」
皆して過保護だよな、そんな遠いって訳でもないのに一々さ。
しかも社交辞令やポーズでなく本気で“送るよ”とか言い出すんだから。
「いや、行くなら送る」
「過保護ですって、だって私ですよ?」
「…お前なァ………」
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03/28(Fri) 13:53
ロビン
「…………ん…」
スッキリしない。
なんとも言えない朝を迎えた。
せっかくの休みだ、二度寝をしよう。
そう思ってはみたものの。
「…ん、んー……!」
背伸びをして、やっぱり起きることに。
なんとなくベッドでストレッチをして、少しだけスッキリして。
音楽を掛けながらエスプレッソを淹れて、…今日は手抜きしよう。
プロテインとビスケット、チョコレート、サプリメント。
充分だ。
(…さて、どうするかな……)
エスプレッソに氷を浮かべ、キッチンからリビングへ。
ビスケットをかじりながら、本日の予定を考えた。
*****
「つまらない。」
つまらない、非常に。
せっかくの独りきりの休み。
普段出来ないことをしようと思ったのだけど。
誰に見られることも無い、Tシャツにカーディガン、ジーンズでいいだろう。
髪を一束に結わえて準備は万全。
手始めに家中のドアノブを磨いてみた。
それから水回りの掃除。
窓ガラスも拭いて。
銃器の手入れと、トレーニング。
調律がてらピアノを弾いて、趣味程度にしか扱わない管楽器のメンテナンスに至る。
(ほとんど掃除しかしていないじゃあないか!)
あぁわかっている。
私は神経質だ。
加えて潔癖症。
自分でも自覚はある。
だからってこれは無いだろう。
こんなことに私は一体何時間潰し――ご、5時間!!?
イカレてる!!
「なんということだ…ッ!!」
絶望に打ちひしがれて膝を折る。
なんたる!
あぁ、なんたるッ!!
(あとは、何かやることは…!!?)
本は先週読み尽くした、DVDも見終わった、気になる音源も購入済み、棚の整理も普段から出来ているし…あ、そうそう洗濯物を取り込もう。
いやそうじゃあなくて!
(何かないか…)
――…、あった。
不意に窓の外を眺めれば、今日も皮肉な程いい天気だ。
洗濯物の心配も無さそうだし、せっかくだからドライブにでも行こう。
早速キーを手に外へ。
光が少し眩しい。
サングラスを掛けて、そうだカーディガンは脱いでしまおう。
窓を全開にして。
走り出せば、気持ちの良い風が吹き込んできた。
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03/28(Fri) 15:26
時世
結局。
プロシュートさんに送ってもらうことになっちゃったもといペッシだけどね運転は。
まあ、とにかく、だ。
「あ、そういえば昨日見ましたよ、フィレンツェさん愛蔵のアルバム」
「ブッ…!」
「可愛いかった…もう天使ですね、今でも美しいですが天使でしたねほんと」
「あ!オレもみたことあるよ…」
「ペェエーッシ!!黙ってろ!!」
「ちょっとプロシュートさん、いいじゃないですか!あんなに可愛いんですからちょっとくらい!」
「良いわけあるか。アイツ未だに散々からかってきやがってよ…!!」
「えぇー(つっかかるからじゃん)」
下らない話で賑わいながら短い道程を行って。
なんか一昨日は不穏な空気だったしどうかなとは思ったけど案外普通だ。
……今日、フィレンツェさんの“誕生日”だよなぁ。
私は昨日押し付けたけど…プロシュートさん、何もしないのかなぁ…?
男同士ってそんなもんなのかな、よくわからないけど何か。
プロシュートさんがあの時言ってたことがなんとなく今更、気になったり。
「………」
「…どうした?」
「いえ、もう着くなって思って。有難いですけどやっぱり過保護ですよ」
「いーんだよ、リゾットからも頼まれてっからな」
「よしまたあいつか諸悪の根源は」
「お前は、少しは自分の身を自覚しろな」
「わたくし、ただの一般人のをなごでござい」
「言ってろ。…着いたぜ」
「ありがとうございます」
「イタリア語」
「グラッツェ!」
車から降りれば、あっさりとしたもの。
私は彼らを見送って、それから自分の部屋に足を向けて、……毎回入る度に久々に帰ってきた気がする。
「ただいまー」
誰もいないのはわかってるんだけど、つい。
言って、荷物を放り投げる…さて、まずどうしよう。
冷蔵庫を空にして(せめて冷凍庫に保存しないと)あとはちょっと掃除して、
しかしいい天気だな!
一ヶ所、窓を全開にして、ああ、公園で日向ぼっこしたいなぁなんて誘惑にかられたけど我慢、我慢。
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03/30(Sun) 14:16
ロビン
「なんでこうなるかね。」
「神様を恨んで下さいね。」
「あぁ、そうさせて頂くよ。」
信号待ち。
不意に風が強くなって、次の瞬間には視界0。
一体何が起こったのかと身構えていれば。
「うわああああ!ご、ごめんなさい――あれ?」
…シーツが風に飛ばされて。
それを追い掛けてきた咲ちゃんに遭遇したわけだ。
確かに、ここは彼女の住むマンションからかなり近い。
と、いうわけで。
「お嬢さん、お茶でもいかがかな?」
「はァ?シーツ持ったままですか?」
「…シーツは、うん、持ったままでもいいよ。」
「いいわけあるかい。」
「へぇ、走行妨害した上に逃げようなんて随分じゃあないか。お茶に誘うのも許されないだなんて、私もいよいよ天に見放されたのだね。非常に残念だよ。せっかくこんな天気の良い日に」
「ぁぁあああもうわかりましたよ!!わかりました!!行きます行かせて頂きます!でもまだあとちょっと掃除残ってるんで」
「付き合おうか?」
「…なんか恥ずかしいからいらない。」
「そうかい?掃除、うまいよ?」
「お断りします!…じゃあ、駐車場に車を停めて…」
「わかった、待ってるよ。」
「え?」
「ん?」
「あ――…そうですか?」
「??」
「え、いえいえ、別にいいならいいんです。」
「…もしかして、部屋に上がらせてくれようとしたの?」
「だって、車で待たせるなんて、」
「誰彼構わず招き入れるのは感心しないな。」
「いやですから、私も一応考慮してですね」
「ありがたく行かせて頂こう。コーヒーあるかい?」
「おい。」
「ん?行くんだろ?早く早く!」
「…まぁいっか。あーはいはい行きましょう。」
「アイスラテが飲みたい。」
「ありません。」
「む、そうか。――あぁ、昨日はプレゼントドウモアリガトゴザマスタ。」
「え、なんで急に日本語!!?」
「なんとなく。上手だった?」
「び、微妙でした…(笑)」
「嘘でも誉めてくれよ、そういう時は。」
「わーすごーいヤバーイ(棒読み)」
「もういいよ、グラッツェ。」
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