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こっそりひっそり。

2人だけの秘密。



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03/24(Mon) 10:47
003
ロビン

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03/24(Mon) 12:26
時世




なにやってんですか二人共さぁ………。


特にプロシュートさん…あぁ彼が完璧超人だと思っていた時期が私にもありました(棒)

でも、まぁ、良いことなんだけどね。
良いとこでもある、プロシュートさんの。

どだい元から心配はしてないけどさ、ガガさん然りプロシュートさん然り。

フィレンツェさんがあんな対応する時点でいい関係があること前提なんだから。



「(小さい頃のプロシュートさんか…金髪碧眼とかもう天使だよねぇ…)」

「オイ、ニヤケてんぞ」

「え、うそ」



ホルマジオとこそこそしながら生温い気持ちで二人を眺めて。
プロシュートさんにガンいただきまして。
でももう恐くないし、普通にニッて笑って見せたらそっぽ向かれた。

恥ずかしがらなくてもいいのにな、羨ましいって。

そうやって濃い繋がりの人が居て、近くに居れて。
まったくね、うん。

…最近の私、妬みすぎじゃないか、羨ましいとか、
あぁもう、上見ちゃキリないのは解ってるハズなんだけどな、

ばかだな、



「……ひまー…ってゆーか眠ぅーい…」

「おま、急に……緊張感ねぇなァ」

「私空気に敏感なんで」

「KY筆頭が何言ってんだか」

「あえてだよ嫌いなんだよギスギスしたのー、仲良くしようよ折角なんだし盛大に馴れ合おうよ」

「馴れ合いってお前………しょうがねぇなぁー…」



珈琲飲みながら目を軽く擦りつつ、
あぅ、カフェイン……
駄目だ、だるい。
またホルマジオとぶつぶつやりながら欠伸。

今の何となく物憂げと言うか物思いに耽ってるというか、なフィレンツェさんは“直視出来ない”し、

末期だわ。

まぁ、仕方ない。
なるようになる、行くとこまで行くだけ。
仕方ない。



「………しまった、折角フィレンツェさん家行ったのにアルバム見せて貰うの忘れてた…ッ!」

「オイッ!!!」



プロシュートさんから盛大にツッコミが入った。
ほんと、いいよ、プロシュートさん。

大好きだよ。

そういうとこも全部。
チームの中でも一番、私が信頼してるのは実は、

………彼だ。

多少、刷り込みもあるのだろうけれど。

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03/24(Mon) 13:00
ロビン





「じゃあ今度見に来るかい?」

「はぁ?持ってこいよ!」

「ダメだね。お前のことだ、どうせ処分しようとするに決まってる。」

「じゃあお言葉に甘えてお伺いしますー!」

「オメェも乗るな!」

「だって…!!」

「それはそれは可愛かったんだよプロシュートは。“お兄ちゃん”て言えなくて“おぬーちゃん”てさ――…それが今じゃあ…」

「ああああ俺は何にも聴こえねぇー!!」

「ぶっ、お、おぬーちゃんだってよ…」

「ホルマジオ、テメェ!!?」

「おいおいしょうがねぇなァ〜。悪かったぜおぬーちゃん!」

「枯らされてェかゴルァ!!」

「うるせェなァ〜、なんだこの騒ぎは?」

「あぁ、ギアッチョ君、ブォン・ジョルノ。」

「おぅ。…ま〜たそこいらのチンピラみてェに絡んでやがんのか?」

「テメェ…」



アルバムの話からプロシュートの子供の頃の話になって。

あれこれ話をしていれば、久々に現れたギアッチョ君。

なんでも車が故障していたんだとか。

代車が無ければ確かにフットワークは悪くなる、が、彼は今日報告書を提出しに来ただけらしく、リゾット君にも会わずに帰っていった。

メローネ君と約束があるらしい。

まぁ、近場に住んでる今居るメンツ以外、いつもこんなものだ。



「…それにしてもよォ、リゾットおせぇな。」

「何言ってるんだい。あれから1時間くらいしか経ってないんだ、そんなにすぐ」

「帰ったぞ。さて、」

「…………」

「…………?どうした?今度はなんだ?」

「いや、別に…」

「??」

「あはは…」



――と、いうわけで。

この後最終ミーティングを終え一旦準備の為に帰宅し、私は闇夜に紛れ任務に向かうこととなった。





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03/24(Mon) 14:12
時世




「アルバム…」

「一体なんの話しだ?」



その夜。
まだアジトに居たっていうか引き留められて振り切れなかったっていうか。
いや居たって何かやること出来ることがある訳でもないのだけど。

フィレンツェさんは任務に行っちゃったし、

プロシュートとホルマジオもどっか行っちゃったし、

ソファにしがみついてぶつくさ言ってたらリゾットが呆れたようにそう言った。
いや、あの後話の流れ聞いたよな君も。



「プロシュートさんとフィレンツェさんのアルバム、子供時代のさ」

「あぁ……そういえばそんな話をしていたな」

「可愛いよね子供って。
おぬーちゃんだって」

「………」



そこで溜め息つくなし。

まったくね、ほんと、これさえなければ……詮ないことだけれど。
リゾット、ほんと、君って男は、



「……何だ」

「なんでもないよ」

「?機嫌がいいな…」

「そう?」

「ああ」



不思議そうにリゾットは言うけど、そもそも私、別に機嫌がいい訳じゃあないと思うんだけど。
彼がそう言うのなら、もしかしたらそうなのかもしれない。



「“満足”したか」

「ん?」

「……好きなモノを好きなだけ見てきたんだろう?」

「ああ、DVD……ってまだ引っ張んの!?」



あぁ実際“取り敢えず”は満足かもね。
馬鹿馬鹿しいな、ほんと。

罪悪感はあるけれど。

まあ、だってね。
私、思っちゃったんだもの……あぁアレこそが私の強みだったのにさ。


“死にたくない”なんて、


思わず身震いしたら、リゾットは無言でエアコンの温度を操作した。
それを眺めて、何だか今更泣きたくなってきた。



「君さ、……丸くなったよね、随分」

「年寄り扱いするな」

「いやいやしてないよ!」



夜は更けて、 今日も1日が終わる訳だ。

何事もなく、本日も変わらず“日常”を送れた訳だ。

…………取り敢えず。

この一月は、根回しに勤しもう…徒労となるか否かはとにかくとして、一線を越えた以上私は二度と戻れない、いや許さない。

女は生まれながらの女優とは良く聞くが、窮すれば通ず、私も中々うまい具合に最低だ。



「……もう寝るよ、結局昼間は皆、寝かせてくれなかったんだもん……」




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03/24(Mon) 15:02
ロビン





翌日。

辺りは暗くなり始め、通にりは酒に酔った人がちらほらと目に付くそんな時刻。

朝方任務を終え、直帰し洗濯をしつつシャワーを浴びて就寝。

昼間はよく晴れていたのだろう、起きた頃には洗濯物は気持ち良く乾いていた。



「チャオ、…あぁ居た居た。」

「やぁ、ブォナセーラ。」



アジトに着けば昨日とほとんど変わらない顔ぶれ。

リゾット君に、ホルマジオ君。

それから、



「あ、フィレンツェさん。こんばんは。」

「やぁ咲ちゃん。おや、出掛けるのかい?」

「ちょっとそこの八百屋さんまで。」

「ん?あ――さっき通ってきたけど、確か早仕舞いしていたようだったよ。」



何か要りようだったんだろうか、そう言うなり彼女は“えぇー!?”と文句を垂れる。



「ほれみろ言わんこっちゃあねェ。だからさっき俺が行くっつったのによォ〜。」

「だって気になるかと思ってさぁ!!?」

「はぁ?馬鹿野郎俺のせいにすんな。一人で見れねーだけだろうが。大体あの手の番組は再放送すんだよ。」

「きィー!!ムカつくホルマジオのくせに!!」

「……?あぁ、テレビね。なるほど。」



わけもわからず立ち尽くす私に、リゾット君はちょいちょいとテレビを指差して。



「“ダメ”なら見なけりゃあいいんだがな。」

「あぁ、“虫系”だったのね…」

「さて、今夜はどうするかな…」



付き合わされたのが自分じゃあなくてよかったと、少しだけほっとしながら。



「報告書、出してからでよければマーケットまで車を出してあげるけれど。」

「え、本当に?」

「だったらいっそメシ食いに行っちまおうぜ!」

「随分気前がいいなホルマジオ。」

「おいおい勘弁してくれよ、しょうがねぇなァ〜。」

「冗談だ。しかしそうだな、たまには――プロント?」

「また呼び出しか?」

「また?」

「大変だねぇ、中間管理職ってのは。」

「――あぁ、わかった。……お前らがあんなこと言うから本当に呼び出し食らったじゃあないか。まったく。」

「あらま。」

「あんな冗談言うからだぜ、柄にもなく。」

「俺は出掛けるから3人で行ってくるといい。」

「じゃあ何か――」

「いや、大丈夫だ。俺だってまだ若い。散々たかってやるとするさ。」





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