LOVE TAKE
□take5
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永瀬先輩と付き合い始めてからもう一週間が過ぎた。
俺らが付き合っている事は次の日には会社中に広まっていた。
最初は、夜が言ったのかと思ったが違うだろう…あいつは、俺に興味がないのだから…。
「本当に良かったのかい?」
「……何がですか?」
今は永瀬と一緒に帰宅中。
夜だから手を繋いでいても大丈夫だろうと言われ繋いだ。
「いや…俺と付き合って………………部長の事まだ好きなんだろう?」
「……………」
何で永瀬には、簡単にいい当てられてしまうのだろう。
「…好きですよ。でも、諦めるんです……あの人オレに興味なんてない。だから……」
言ってる間にポロポロと涙が溢れ出ていた。
それを隠してくれるかのように永瀬は抱きしめてくれた。
「……わかったよ…優には休息が必要みたいだね…9年間も良く想ったね」
いい子いい子と撫でられて少し落ち着く事が出来た。
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