LOVE TAKE

□take1
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9年前…俺、神城 優は、またもや叶わない恋をしてしまった。


夏樹への気持ちが薄れて、友達という位置になりつつあった。
それのおかげ?で獅子丸とは和解して仲良くなった。
一年前の俺には考えられない事だったろう。


そんなある日…

夏休みだったので家でゴロゴロしていると電話が鳴った。
仕方なく電話をとると暗い夏樹の声…そして…聞いた言葉…。



『………せん、が……交通事故で…ぅぅっ…』




ショックで受話器を落としてしまった。
事の次第を良く聞こうとしたが夏樹は話せる状態じゃなかった。
優も頭が整理できていない。
それでも、通夜の日にちや葬式の日にちを聞いてから受話器をおいた。


……嘘だろ?

何で千が死ぬんだ…。

我慢しきれずその場にしゃがみこんで涙を流した。


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