(新)マジすか学園2

□第6話・宿命の対決
2ページ/6ページ



 元EXGZE四天王の4人が話し合ってから数日後、マジ女の屋上にはガムを噛みながら景色を眺めるチェイサーがいた










チェ「…………………」




 ”ブゥゥーッブゥゥーッ…ピィッ”




チェ「……もしもし?」




ソ『俺だ……時は来た』




チェ「では……始めても?」




ソ『あぁ…頼む』




チェ「……了解しました」




 ”ピィッ”




チェ「…………さぁて…殺るとしますか」










 チェイサーは噛んでいたガムをその場に吐き捨て、着ていたパーカーを脱いだ




 パーカーの下から現れたのは……EXGZEの紋章が刻まれた黒の革ジャンだった




 ジョーカーであるソニックの命を受けたチェイサーは偽りの姿を捨て、マジ女殲滅の先陣を切ることとなった




 まっさきにチェイサーが向かった場所は、マジ女のテッペンに立つラッパッパがいる吹奏楽室だった










チェ「………………」




ヨ「おい……ここで何をしている?」




チェ「……四天王のヨガか、用があるからここにきてるんだけど」




ヨ「そうか……要件はなんだ?」




チェ「知ったことを、無論ラッパッパの…いやっマジ女の殲滅だよ」




ヨ「……冗談はそれくらいにしておくんだな!」




 ”シュッ…バシッ”




ヨ「………なぁっ」




チェ「……最強武闘派集団ラッパッパの四天王の実力がこの程度とは……落ちたものだね!」




 ”バァァンッ”




ヨ「がはぁっ‼」











 四天王の1人…ヨガの拳をいとも簡単に受け止めたチェイサーは、ヨガを吹奏楽室の扉にむかって蹴り飛ばす




 ”ドォンッ”扉ごと吹き飛ばされたヨガ、突然のことに部室にいたバカモノ・マジック・おたべは驚きッ倒れいるヨガに駆け寄る










マ「ヨガッ大丈夫か!?」




バ「しっかりしろ!」




ヨ「うぅっ……すまない」




バ「何があったんだよ!?」




チェ「俺が蹴り飛ばした……と言えばバカの君にも伝わるよね?」




バ「バッ…誰がバカだ!」




マ「お前は……情報屋のチェイサーか」




チェ「それは仮の姿だよ、本当の俺は……関東最強武闘派集団”EXGZE”の一員ッエースの称号を持つ男だ」









 チェイサーはそう言い、革ジャンに刻まれているEXGZEの紋章を見せつける










マ「えっ…EXGZEだと!?」




バ「マジかよ……」




チェ「今日は俺のリーダーからの命を受けて、君たちラッパッパを…マジ女を殲滅すべくッ宣戦布告に来た」




マ「宣戦布告……」




バ「……どういう意味だ?」




マ「バカかお前ッEXGZEが私たちに喧嘩吹っかけるってことだよ‼」




バ「マジかッ!?」




ヨ「何故だッ…EXGZEはマジ女と親交があったはずだッなのに何故!?」




チェ「時代は変わったんだ、今のリーダーは……傘下に入らないお前らにいら立っていた、だから殲滅する…筋が通ってるだろ?」




マ「……ふざけんなぁぁーーっ‼」




 ”シュンッ…”




チェ「……遅いよ」




マ「………ふっ」




 ”ボォォッ”




チェ「ッ‼」




バ「すき焼きぃぃーーーっ‼」




 ”シュッ……ガシッ”




バ「なぁぁっ!?」




チェ「……それを言うなら…隙ありだろ!」




 ”ドォォンッ”




バ「おわぁぁーーっ‼」




 ”バァァァーンッ”




チェ「ふっ……もろいね」




マ「よそ見すんなぁっ‼」




 ”シュッ…シュシュッ”




チェ「……遅いって言ってるだろ!」




 ”バァンバァンッ…バァァンッ”




マ「ぐはぁっ‼」












 マジックとバカモノの連携攻撃、だがチェイサーは諸共せずッ2人を返り討ちにする




 四天王3人を容易に倒したチェイサーの実力、ここで遂におたべが前に出た












お「そこらへんにしときやッ」




チェ「………………」




お「あんた……EXGZEのスパイやったんか?」




チェ「……それで理解できるならそう思ってもらって構いませんよ」




お「……ここまでされた以上ッうちらも黙ってはおらへんで」




チェ「そうしてもらえないと……潰し甲斐がないですよ」




 ”ガチャッ”




シュ「なるほどね……話は聞かせてもらったよ」




ソ「………………」











 部室の奥から現れたシュガーとソルト、どうやら一連の話を聞いていたようである




 シュガーはチェイサーの前まで移動すると……”ガシッ”チェイサーの胸倉を力強くつかんだ










チェ「………………」




シュ「………EXGZEのジョーカー…渡辺勇希に伝えろ、この喧嘩…受けて立つとな」




チェ「………貴方ならそういうと思いましたよ、ではっ失礼します」










 ”バサッ”チェイサーはシュガーの手を振りほどき、部室から去っていった











シュ「…………………」




お「シュガー…それはソルトと決めた結論か?」




シュ「無論です」




お「ほんなら……私は異議ないで」




バ「私もですっ」




マ「ここまでされて…黙ってるわけにはいきません」




ヨ「EXGZEだろうと……臆しません」




シュ「……ソルトッ」




ソ「私なら大丈夫だ……」




シュ「ふっ…愚問だったね」




ソ「………みんなッこの戦争はこれまで以上に厳しくなる、だが……私たちは必ず勝つッその為にも…みんなの力を貸してくれ」




ヨ「勿論ですっ」




マ「当然です」




バ「どこまでもついていきますよ‼」




ソ「……ありがとう」




お「そうと決まれば…あいつらにも声かけんとな」




シュ「………ですね」










 遂に開戦したマジ女とEXGZEの戦争、この戦いの行方……果たして勝者はどちらとなるのか





 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ