(新)マジすか学園2
□第6話・宿命の対決
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如月 唯とメロのタイマンから数日後、あれからまた色々とあった
ラッパッパ部長・ソルトの負傷に始まり、激尾古との抗争など
現在は和解しッ一時の平穏が訪れていた、そんな中…
”龍虎(本日貸切)”
佑「……よぉっとッ」
真「おっ相変わらず焼くの上手いな佑真は」
佑「当たり前やろっ関西人舐めたらアカンで」
恭「ふぅぅ…ふぅぅ……熱ッ」
圭「お前の猫舌全然治ってないのな」
恭「煩いッ」
とある平日…元EXGZE四天王は佑真と圭介が経営する龍虎にて昼食を食べていた
佑真が焼くお好み焼きを美味しそうに食べる圭介・恭夜・真也
そんな中…佑真は神妙な顔つきとなり、現状の話を恭夜と真也に伝える
恭「……EXGZEが裏世界の連中に喧嘩売ったのか」
圭「あぁ……調べてみたら、やられたのは関東内ではそこそこ力を持った組らしい」
恭「……報復が来るのは絶対だな」
佑「いまは桐生組の拓也さんがなんとか統制とっとるからええけど……いつまでもつかはわからへん」
”桐生組”とは関東圏内では5本の指に入る勢力を持った組で、その影響力は大きい
佑真の口から出た拓也とは現在の桐生組の組長”桐生拓也”のことである
31歳という若さで組長となった男で、先々代のEXGZE…つまり自由がジョーカーだった頃からの付き合いである
ちなみに桐生組は表こそヤクザと名乗ってるが、無闇な抗争と殺生はしないことを掲げている穏健派でもある
圭「一体ここからどうなっていくのか……」
”ガァンッ”
真「みんな……ごめんッ俺が……俺がもっと勇希に目を配ってやっていれば……こんなことにはッ」
”ポンッ”
佑「お前だけのせぇやない、一番あいつの近くにおった俺らが早く気がつかなかったんやから」
圭「だから気にするなッ」
真「……ありがとう」
恭「………EXGZEが何をしようとしているのか…分かっているのか?」
佑「あぁ……狙いはマジ女や」
恭「マジ女?」
圭「ここらへんじゃEXGZEの傘下に入っていないのは現状…矢場久根・激尾古…そしてマジ女だ」
恭「そうか……だがなぜマジ女を?」
佑「そこまではわからん、ただ……あそこは兄貴の母校やッ手出しは絶対にさせへん」
圭「今回2人を呼んだのは……いざという時ッマジ女を守る力になってもらいたいからなんだ」
佑「手かしてくれるか?」
真「当たり前だろッ」
恭「丁度体が鈍ってたところだ……準備運動にはいいかもな」
佑「2人とも……おおきにッ」
圭「よしっこれで俺らの体勢は整った、あとは向こうがいつ攻めてくるかだな」
真「……このことを兄さんは?」
佑「伝えてへんッてか伝えるわけないやろ、これは俺らが招いてしまったことッ俺ら自身で決着つけへんと……兄貴にあわす顔がない」
真「……そうだね」
恭「よし……そうと決まれば…鍛えに行くぞ」
佑「うしっ腹いっぱいになったことやしな」
圭「行くかッ」
真「あぁっ」