(新)マジすか学園2
□番外編・伝説の始まり
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”定食屋・龍虎”
唯「最近は2人で来るのが当たり前になったね」
さ「そうだな…」
佑「まぁここの飯の美味さを知ってしもうたら他のとこで食う気が失せてしまうからな」
圭「自画自賛かよ…」
佑「自信あるからこそ言える言葉やッ」
圭「あっそう」
さ「……お二人は…いつから一緒に行動するようになったんですか?」
唯「あっそれは俺も気になる!」
佑「そやなぁ〜……確か高校1年生くらいの時やったよな?」
圭「あぁ…大阪でトップだった佑真と名古屋でトップだった俺は高1の時にタイマンしたんだ」
佑「結果は引き分けっそこでお互いの力を認めて俺らは一緒に行動するようになった訳や」
唯「へぇ〜それがタイガー&ドラゴンのコンビが誕生した瞬間だったんですね」
佑「せやっ」
唯とさくらは佑真と圭介の昔話に興味を抱きながら聞いていた
そんな中…さくらはふととある壁に視線を向ける
そこには…1枚の写真が入っている額縁があった
さ「あれは………」
圭「んっ……あぁ〜この写真ね」
唯「なんの写真ですか?」
圭「これは大島優子世代のラッパッパと当時のEXGZEのメンバーの記念写真だよ」
さ「これが……大島優子さんのラッパッパ」
写真に写っている当時のラッパッパのメンバー…それはいまや伝説の世代となっている大島優子率いるラッパッパたちだった
その中には唯の兄ッ椿の奥さんでもある柏木由紀…ブラックもいた
唯「なんというか……写真からでもその凄さが伝わりますね」
佑「マジ女にかぎらず…ここらへんじゃ大島優子は間違いなく女の中じゃ最強やった」
圭「小さいくせに態度は大きかったけどな」
佑「ははははっそうやったな」
唯「そして……これが当時のEXGZEのメンバーですか」
佑「俺と圭介ふくめた四天王のメンバーや」
唯「へぇぇ〜……んでっこの人は?」
唯は写真にいる黒と金色のコートを羽織っている男性に指をさす
佑「その人は入野自由…マジ女じゃ確かキラって呼ばれてた」
唯「キッキラ!!?この人が……キラ…」
佑「そっ俺らの兄貴や」
圭「当時はマジ女でパートリーダー務めてたな」
唯「パートリーダー……なんですかそれ?」
佑「部長と副部長の補佐ッようはマジ女の3のポジションや」
唯「そんな役職があったんですか……」
圭「それだけ兄貴の存在が大きかったってことだ」
さ「……唯…キラって誰なんだ?」
唯「マジ女が共学して間もない頃に現れたマジ女の最初の男子学生だよ、その強さはずば抜けていて卒業した今でもキラさんの影響力は強いんだ」
佑「歴代最強と言われた大島優子世代のラッパッパ全員倒したくらいやからな」
圭「何より兄貴の凄さは人望だ、あの人は癖のあるマジ女の生徒や俺たちEXGZEのメンバーをまとめるカリスマ性があった」
佑「あの人は間違いなくこの世で一番強い人やッそれは断言できる!」
唯「2人がそこまで言うなんて……キラさんってどんだけ凄い人なんですか」
さ「キラ……会ってみたい」
佑「喧嘩は止めときッいまのさくらちゃんじゃ兄貴の足元にも及ばん」
さ「そんなの…やってみないと分かりません」
圭「さくらちゃん…兄貴の強さを甘く見ちゃいけない」
さ「…………」
圭「この機会に話しておくよ、俺と佑真が…初めて兄貴に会ったあの日のことを」