(新)マジすか学園2
□第4話・迫りくる狂気
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”ラッパッパ部室”
部室内には重い空気が流れていた、原因は……四天王のマジックがさくらに敗北したからである
マジックが敗北した事に対して…部長のソルトは興味なさげに自室へと入っていった
副部長のシュガーはというと…マジックの肩に手を置きッ優しく微笑んだ
シュ「お疲れ様……マジック」
マ「シュガーさん……すみませんっ」
シュ「謝る必要はないよ、人は敗北から何かを学び……強くなる生き物なんだから」
マ「………ありがとうございます」
シュ「……いまはゆっくり休んで…マジック」
マ「はいっ」
お「シュガー…次はうちの番やッ本気で行かせてもらうで」
シュ「おたべさんのお好きなように……俺はさくらの仲間の対処をしますから」
お「……如月 唯に…篠田一馬やな」
シュ「えぇ……あの2人の実力はさくらと同等…もしくはそれ以上、こちらとしても……対策はしておかないといけませんからね」
ヨ「なら私たちがっ」
バ「その2人の相手をしますよ!!」
マ「やらせてくださいっシュガーさん!」
シュ「マジック…君は休養してってさっき言ったよね?」
マ「……ッ」
シュ「ヨガにバカモノ……君たちは傷が完全に癒えてないッそんな状態で戦えば……負けるよ」
ヨ「ッ……」
バ「……ッ」
シュ「これ副部長命令だからッちゃんと休んでいざという時に備える……分かったね?」
マ「……わかりました」
ヨ「シュガーさんがそういうなら……」
バ「トレーニングくらいはしますからねっ」
シュ「分かればよろしい…」
お「それで……どう対処するん、あんたが相手しに行ったらアカン事は分かってるやろ?」
シュ「……あいつを呼び戻します」
バ「あいつって……」
”バァッ”
お「シュガーッそれはアカン!!」
シュ「何故ですか?」
お「あいつは危険すぎるッ下手したら……殺すかもしれん!!」
シュ「……如月 唯と戦うのは……あいつがもっともふさわしい相手です」
お「せやけどっ」
シュ「おたべさん……貴女は確かに俺たちの中では年長者です、ですが貴女はもう部長じゃないッあくまでも四天王の1人です」
お「……………」
シュ「ソルトは俺に全てを任すと託してくれた、つまりっ俺が決めたことはソルトが決めたこと、部長が決めたことには従ってもらいますよ……おたべさん」
お「……………どうなってもしらへんで」
シュ「もしもの時は俺が何とかします、おたべさんはさくらとの戦いに専念してください」
シュガーはそう言うと、愛用のiPhoneを取り出しッある人物に電話を掛けた
その頃……都内某所にある河川敷ではっある男が血だらけの手を自身の舌で舐めていた
?「……しししっ…やっぱ血の味って…美味しいよねぇ〜♪」
”ブゥゥーーッブゥゥーーッ……ピィッ”
?「はぁ〜い…もしもしぃ?」
シュ『俺だ……調子はどうだ…ウルフ』
ウ「調子ですかぁ〜…絶好調に決まってるじゃないですか♪」
”マジ女2年生 ウルフ(神谷 蓮)”
ウ「今日も何人か殺りましたよぉ〜♪」
シュ『……あまりやり過ぎるなよ、うちの校長も…どこまでフォローできるか分かんないからな』
ウ「分かってますよぉそれくらい〜…それでっ何用ですかぁ?」
シュ『……マジ女に戻れ、お前に相手してほしい奴がいる』
ウ「俺にですかぁ?」
シュ『あぁ……名前は如月 唯…マジ女の2年生だ』
ウ「…………如月……唯……」
シュ『明日…ラッパッパの部室に来い、詳しいことはそこで話す』
”ピィッ…プゥゥーップゥゥーッ”
ウ「………しししっ…しししっ………唯ぃ〜……復讐しに行くから待ってろよぉ♪」
狂気に満ちた少年…ウルフとの電話を終えたシュガーはiPhoneをしまう
シュ「……ヨガッバカモノッ……ウルフの面倒を頼むよ」
ヨ「分かりましたっ」
バ「任せてくださいッ」
マ「……大丈夫なんですか…そのウルフってやつ…かなり危ない奴なんでしょ?」
シュ「そうなんだけど…何故かヨガとバカモノには懐いてるんだよねぇ」
マ「………よくわかんないですね」
シュ「そうだね…」
唯と一馬を脅威対象と認識したシュガーは、その2人を倒すべくッ本格的に動き出した
マジ女のテッペンをめぐる戦い……この先っ激化していくことは間違いない