小説部屋2

□さくら咲けwithエグゼイド
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 ”某月某日・某撮影所控室”




 この日…とある雑誌の撮影ということでHKT48の宮脇咲良と俳優兼タレントの如月 唯の2人は某撮影所に来ていた




 唯はのんびりスマフォをいじり時間を潰し、対する咲良は連日の疲れもあってテーブルに顔をうずめている












唯「咲良大丈夫?」




咲「うん…平気だよ」




唯「まぁお互い連日でハードスケジュールだもんね…無理もないか」




 ”なでなで”




咲「んっ…くすぐったいよ////」




唯「でも頭撫でられるの好きでしょ?」




咲「まぁ…うん////」




唯「あっそういえばこの間のAKBSHOWの”さくら咲け”だっけ?凄く面白かったッ咲良あんなキメ顔できたんだね!」




咲「まぁ…私ぐらい可愛い女の子ならあれくらいできないと…ね♪」




唯「自分で言うあたり腹立つけど…でも面白かったッ」




咲「ありがとう唯くんッ」




唯「ただ1つ引っかかってるんだよ……咲良がキメ顔するときに流れた曲…どこかで聞いたことがあるんだよなぁ〜」




咲「思い出せないの?」




唯「思い出せないッあぁ〜なんかうやむやして気持ち悪い‼」




咲「唯くん…そんな時こそ心頭滅却ッ心を無にすれば…きっと答えが見えてくるよ」




唯「そんな高難易度の技…咲良できるの?」




咲「できるっ不可能を可能にする……だって私は宮脇咲良‼」




 ”シャキィーーンッ”




咲「さくら咲けッ」




 ”ガチャッ”




唯「んっ!?」




寛「全ての運命は俺が変える‼ノーコンティニューでクリアしてやるぜ‼」




唯「思い出したエグゼイドの曲だ……つか飯島くん何してるのこんなとこで!?」




寛「あっ…ごめんッ聞きなれた曲だったからつい反射で♪」




唯「いま曲流れてたのかよ……いやッ出てこられても困るから…お帰りください」




寛「すみません失礼しましたッ…あっ空によろしくって伝えておいてね♪」




唯「伝えます伝えます…」




 ”ガチャッ”




唯「ビックリしたぁ…まさか本物がいたとは思わなかったぁ」











 まさかの飯島寛騎の登場に驚く唯、心を落ち着かせ再び椅子に座りなおした












唯「まぁうやむやが晴れてよかったけど…」




咲「よかったね唯くんっ」




唯「うん……あそうだっ今日差し入れで人形焼き貰ったから食べようか」




咲「ほんとっ食べたい!」




唯「じゃあ開けるね……ふんぬぅぅーーっ‼」




 ”ギュゥゥ…”




唯「……だぁっなんだこの袋固ぇ!全然やぶれないぞ……控室にハサミなんてないだろうし…」




咲「負けちゃダメだよ唯くんッ唯くんの全身全霊を込めてやれば…きっと袋を切ることができるよ‼」




唯「いやっそこまで気合い入れることじゃ…」




咲「自分を信じるんだよッ私みたい…だって私は宮脇咲良‼」




 ”シャキィィーーンッ”




咲「さくら咲け…」




 ”ガチャッ”




唯「へぇっ!?」




利「俺に切れないモノはない…これよりっ人形焼き切除手術を開始する‼」




唯「切除しちゃダメぇぇっ‼」




利「へぇ?」




唯「いや”へぇ?”じゃないよっなんで瀬戸さんがここにいるんですか!?」




利「あっごめん♪聞きなれた曲が流れたから反射で♪」




唯「曲どこから流れてるのさッ」




利「このハサミよかったら使って、それじゃ唯くん…春人によろしくって伝えておいて」




唯「伝えておきますから早く帰ってください‼」




 ”ガチャッ”




唯「なんで立て続けにブレイブが来たんだ……意味が分からん‼」












 唯は瀬戸利樹が残したハサミを使い袋を切り、中に入っていた人形焼きを取り出した












咲「おぉ〜美味しそうだね♪」




唯「だね……あっそういえばみくりんにLINE返すの忘れてた」




咲「えっ美久からLINE来てたの?」




唯「うんっ」




咲「……唯くんっ美久は唯くんの心を狙っている…安易に返答しちゃダメ!」




唯「いやいやっそんなスナイパーみたいなことをみくりんがするわけ…」




咲「唯くんの心は誰にも撃たせないッわたしがいる限り…だって私は宮脇咲良‼」




 ”シャキィーンッシャキーンッ”




咲「さくら咲けッ」




唯「それなんなのさ!?」




 ”ガチャッ”




唯「はぇ!?」




亨「仮面ライダーは俺1人で十分だ……ミッションッ開始‼」




唯「開始させないよッ‼」




亨「んっ?」




唯「”んっ?”じゃねぇよっだから松本さんなんでここにいるんですか!?」




亨「あぁ…ごめんっ聞きなれた曲が流れたから反射でやっちった♪」




唯「だからどこから流れてるのさ!?」




亨「んじゃ僕はこれで…音弥によろしくって伝えておいてね♪」




唯「分かったから帰ってください‼」




 ”ガチャッ”




唯「なんなんだよッなんでスナイプまでいるの!?」












 松本亨恭を追い返した唯は疲れた様子で椅子に座りなおし、人形焼きを一口食べ心を落ち着かす












唯「はぁ〜…なんか疲れた」




咲「確かに最近ハードだし疲れるよね……そうだっこのあと温泉に行こうよ‼」




唯「えぇっ明日も仕事あるのにいまから!?」




咲「そうっ温泉につかって疲れを癒す……いまの私たちには必要だよ‼」




唯「でっでも場所によっては距離が…」




咲「唯くんッ温泉に向かう道はある…私たちはそこに向かって走り出せばいいの‼私にならできる…だって私は宮脇咲良‼」




 ”シャキーンッシャキーンッ”




咲「さくら咲け!」




唯「このパターンは…」




 ”ガチャッ”




勇「乗ってやるよッこのレース……ノリノリで行っちゃうぜぇ!」




唯「どこにだよ!?」




勇「えっ?」




唯「もういい加減にしてッなんで小野塚さんがここにいるのさ!?」




勇「あぁ……いやっ聞きなれた曲が流れたから反射で出てきただけだよ」




唯「曲消せ曲をッ‼」




勇「まぁいいや…んじゃっ一馬によろしく伝えておいてね♪」




唯「伝えますから帰れぇーーっ‼」




 ”ガチャッ”




唯「なんなのさッ今日エグゼイドのイベントでもやってたのか!?」











 続けての小野塚勇人の登場にさすがにまいった唯は椅子に座ると同時に崩れ落ちた











咲「唯くん大丈夫?」




唯「なんか疲れた……」




咲「これは心労もあるな……そうだっ温泉行った帰りに神社に行ってお参りしよう‼」




唯「なぜに!?」




咲「神様にお祈りして災厄から守ってもらうんだよッそうすれば謎の疲れからも解放されるはずッ」




唯「そんなことで治るわけが…」




咲「やろうよ唯くんっ神様はきっと私たちを見守ってるよ…だって私は宮脇咲良‼」




唯「止めろッもうそれをするなぁぁ‼」




 ”シャキーンッシャキーンッシャキーンッ”




咲「さくら咲け!」




 ”ガチャッ”




徹「私の才能こそが神の力なのだ……私はッ不滅だぁぁぁーーぶははははっ‼」




唯「神消えろぉぉぉーーっ‼」




徹「あっ…ごめんごめんっ聞きなれた曲が流れたような気がしてつい♪」




唯「貴方の前に4人くらい同じこと言ってた人たちがいたわ‼」




徹「じゃあこれにて失礼…唯くんッ恭夜によろしくと」




唯「言っておくから帰れぇぇーーっ‼」




 ”ガチャッ”




唯「はぁぁ……エグゼイド組めんどくさいな」












 岩永徹也が帰ったと同時にその場に寝込む唯、咲良はそんな唯を抱き上げ椅子に座らせた












咲「唯くんしっかり!」




唯「駄目だ……もう動く気力がない…」




咲「これから雑誌の撮影だよッもうひと踏ん張り頑張ろうよ‼」




唯「止めろ…もうあれは止めてぇ…」




咲「いまの私は負ける気がしないッ…だって私は宮脇咲良‼」




 ”シャキンッシャキンッシャキンッシャキンッ”




咲「さくら咲け‼」




 ”ガチャッ”




衛「今の俺は…負ける気がしねぇぇ!」




唯「ビルド来たァァーーっ‼」





(END)
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