小説部屋2
□不器用でも貴方が好き…
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”2017年某月某日”
哲「えっ…乃木坂の番組にですか?」
朱「そっ霧斗が別の仕事で出れなくなったから、代理として哲琉に出てほしいんだ」
哲「急な話…ですね」
とある日のキングダムプロダクション事務所の一室にて、次期社長兼俳優の皇 朱雀は後輩である遊城哲琉と仕事の話をしていた
内容としてはテレ東で放送している”乃木坂工事中”の準レギュラーでもある哲琉の同期にあたる操間霧斗が別の仕事で収録に出れなくなった
そこで朱雀は哲琉に代理として乃木坂工事中の収録に出てくれないかと交渉していた
朱「思えば哲琉ってバラエティーの経験少ないだろ?ちょうど良い機会だしバラエティーの雰囲気体験してきたらどうかなって思ってさ」
哲「なるほど……でも僕なんかで大丈夫ですか?乃木坂46さんのことほとんど知らないですし…前に出ていかないといけない系は苦手ですし」
朱「苦手ならなおさら挑戦してみないとダメだろ、今後の活動に活かせられることだってきっと得られると思うぞ」
哲「…………」
朱「いざってときは優也やバナナマンさんに頼ればいいんだからさ…挑戦してみないか?」
哲「……分かりましたっ僕やってみます!」
朱「ありがとうッんじゃスケジュールとかは後でマネージャーさんと決めて送るから」
哲「はいっ」
”数日後・撮影所”
乃木坂工事中の収録日がやってきた、スタジオにはMCのバナナマンとサブMCの神薙優也、そして乃木坂46のメンバーがスタンバっていた
その中に初参加となる哲琉の姿もあった、そして哲琉を加えて番組の収録が始まった
設「どぉんっ始まりました乃木坂工事中‼司会のバナナマンでぇ〜す」
日「よろしくお願いしまぁ〜す」
設「サブMCの神薙くんでぇ〜す」
優「どうもっ」
設「そして乃木坂ちゃんでぇ〜す」
乃木坂一同「パチパチパチパチッ」
哲「(遂に始まったぁ……)」
設「んっ…お前は誰だ!?」
哲「えっ…あっ初めまして」
優「うちの事務所のメンバーで今日は霧斗の代理できた遊城哲琉ですよ」
哲「遊城哲琉ですっ今日はよろしくお願いします!」
日「すげぇ気合入ってるね君‼」
優「バラエティー経験がほとんどないので、少し緊張してるんだよね?」
哲「はい…ここに来た時から心臓バクバクしてます」
設「乃木坂メンバーとの面識は?」
哲「初めましてです…申し訳ないのですが乃木坂46さんのことあまり知らなくて」
真「えっ知らないんですか!?」
沙「じゃあ今日はまっちゅんたちと絆を深めましょうね♪」
哲「………はっはい」
設「松村ひかれてるぞ」
沙「……ショック」
哲琉の紹介が終わったところで、優也主導で今回の企画が発表された
優「”お前はいったい誰なんだ?遊城哲琉を徹底調べま中”‼」
”パチパチパチパチッ”
優「はいっタイトル通り今回は初参加となる遊城哲琉のことを乃木坂46のみんなに知ってもらおうという企画です」
哲「なっなんかすみません…僕を中心にした企画にしてしまって」
日「誰に対して謝ってるのさ」
設「真面目な子だね君はぁ」
優「謙虚で有名な霧斗よりも謙虚ですからね」
日「マジかッそれはすげぇや!」
優「でしょっ…では早速いきましょうっ最初は乃木坂メンバーが哲琉に聞きたいことをどんどん質問していってください」
哲「おっお手柔らかにお願いします…」
麻「すっごく緊張してる」
沙「可愛いよね♪」
企画内容はいたってシンプル、初参加となる哲琉に乃木坂メンバーが色々と質問をしていくというもの
だが哲琉はというといまだ緊張しているようで、背筋をピィーンと伸ばしながら固まった状態で座っていた
優「お前大丈夫?カチコチだよ」
哲「だっ大丈夫…なんですかね?」
優「いやっ質問に質問で返されても困るぞ」
設「んじゃ遊城くんがリラックスできるようにどんどん質問していこうッ」
日「じゃあ質問したい人は挙手‼」
”バッ”
設「早かったなぁ〜じゃあ秋元」
真「はいっ…あっ乃木坂46の秋元真夏ですっ」
哲「はっ初めまして…」
真「あのっ乃木坂のこと知らない遊城さんから見て…誰が一番可愛いと思います?」
哲「えっ?」
優「いきなり哲琉に関係ない質問するなよっ」
真「なんでですかっ気になるじゃないですか!」
設「まぁ確かにまったく乃木坂のこと知らない人が一番最初に見て誰が可愛く見えるかっていうのは気になるね」
日「遊城くんいけるか!?」
哲「えっえぇ〜っと……」
乃木坂一同「(ドキドキドキッ)」
哲「………彼女…ですかね」
優「ちゃんと名前言ってあげて」
哲「……さっ齋藤…飛鳥さん////」
飛「ッ‼」
麻「飛鳥かぁ〜〜っ」
七「飛鳥めっちゃ驚いてるやん」
飛「……ッ////」
設「良かったな飛鳥ちゃん♪」
飛「えっ…あっ……はい////」
哲「………ちょっ優也さんこれ恥ずかしいですって!」
優「なんでだよッいま良い雰囲気なってたじゃん」
哲「いやっ齋藤さんも困った顔になってますし…気を悪くしたかもしれないですって‼」
飛「そっそんなことないですよ…凄く嬉しかったです////」
哲「えっ…あっ……ありがとうございます////」
優「何故にお礼!?」