冷たい指先

□詰め込んだ荷物
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気になっていた

何かを責めるような沈んだ顔と
苦しむように、伏せられたその視線と

無理をして笑う彼のその笑顔を
いつも、壊してやりたいと思っていた


久慈 圭吾 kuzi keigo

冷たい指先
 第四話  つまらないにもつ
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