Short

□無題
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「嫌だぁっ!も…っ!あ、…で………る!」


シャーーーーーッッ


黒子はとうとう我慢できず漏らしてしまった。


「テツヤ、僕はまだいいよとは言ってないよ。全く、悪い子だね。」

と言って懐からあるものを取り出す。


「テツヤが悪いんだよ。お漏らしするから。だからいつ漏らしてもいいようにオムツ買ってきてあげたよ。さあ、足開いて。」


そう取りだしたのはなんとオムツだった。


「あ…うそ………そんな…いやだ………。」

と言ってももちろん聞いてくれるはずもなく無理やり足を開かされつけられた。

大の大人がオムツをつけられるという行為はなんとも屈辱なことだろう。
黒子の心は壊れて行った。









あれから何年経っただろうか。

「ただいまテツヤ。いい子にしてたかい?」

「………………。」

黒子の心は壊れ、なにも反応しなくなった。
最初の頃は泣いて嫌がっていたオムツ変えも今ではなんの抵抗もない。


「オムツ変えないとね。その前にまずご飯からかな?」

男はなにも反応を見せない黒子に嬉しそうだ。

「ミルクばかり飲んでても体に悪いからね。今日は離乳食を買ってきたよ。」




ご飯を食べ、お風呂に入りオムツをして寝る。
黒子の1日はこれだけだった。
まるで赤ん坊のようだ。
だが、黒子をこのようにしたのは他の誰でもないあの男なのだ。
逃げることも、元の生活に戻ることもできない。
黒子はここで一生を終えるのだ。




「おやすみ。テツヤ。」




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