Long

□ずっと…
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家を出た黒子はケータイの充電が切れていて、それをそのまま持ってきてしまったことに気づいた。が、スーパーに行って帰って来るだけだから…とさほど気にもしなかった。


スーパーに着いた黒子は必要なものを買った後帰路についた。ついついいろいろ見てしまったため少し遅くなってしまっていた。黒子は急ぎ足で火神が待つ家へと向かっていたが、途中でつけられていることに気づいた。


ーーコツコツコツコツーー

昼間は人通りの多い道だが、今は誰もいない。
怖くなった黒子は走って帰ろうとした…


ーガシッ!ー


瞬間腕を捕まれた。


「っっ!」

黒子は驚いて手を振りほどいて逃げようと思ったが、相手の力が強くてかなわない。

「おっと。動かないほうがいいよ。痛いのいやだよね?」

怪しくニヤリと笑った男を前に黒子は何も抵抗できなかった。
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