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□バニラシェイク以外でお願いします
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「黒子、ほんとごめんな。俺が悪かったって」

「ふん!火神くんなんてもう知りません!」

火神がなぜこんなに謝って、黒子がなぜこんなに起こっているのかというと……
火神の家の冷蔵庫にある黒子が大好きなバニラシェイクのストックを飲んでしまったからだ。
まぁ、火神が飲んだのではなくアレックスが間違えて飲んでしまったのだが…

「飲まないでくださいねってあれほど言っておいたのに…(ウルウル)」
今にも大きな瞳から涙がこぼれ落ちそうだ。

「うっ、悪かった。本当にごめんな」
黒子の涙に弱い火神が何か言えるわけもなくただただ謝るしかできないのだ。

「明日、バニラシェイク奢ってやるから。いや今週いっぱいは奢るから。」
そう火神が言うと今までしたを向いていた黒子がピクッと反応する

「本当、ですか?」

「当たり前だろ。」

「………」

「まだ許してくれない?」

「…おふろ、今日、い、一緒にお風呂、入ってくれるなら、許してあげてもいいですよ。」
真っ赤な顔で言う黒子が超絶に可愛い!と火神は心の中で思った。
(もちろん口にするとせっかく治りかけた機嫌がまた急降下するから絶対に言わないが)

「OK,my honey.」

火神は黒子の耳元にそっと耳打ちした。
耳が弱い黒子はさっきよりもっと真っ赤になって火神の胸板に抱きついたのだった。



そしてお風呂で美味しくいただかれましたとさ。


END

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