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□よろしく相棒!
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キセキ・黒子→中3


部活は夏に引退し、誰もが勉強を真面目にしている季節

そんな寒い日黒子は図書室に本を返しに行こうと廊下をあるいていた。
すると

『黒子っちぃぃぃー!』

という声が聞こえ、次の瞬間思いきり体当たりという名のハグをくらった。

「どうしたんですか?黄瀬くん」

黒子は普段通りの冷静な態度で返事をする。

「あのさ、あのさ、黒子っちはもう行きたい高校とか決めた?」

いきなり飛びついてきて何の話かと思えば、中3ならば誰もが意識しはじめる高校の話か。

「…いえ、まだ決めていませんが。」

「じゃあさ、、、俺と一緒の高校行かないッスか?」

「…考えておきます」

「うゎー嬉しいっス!じゃよろしくね!」

そう言って疾風のごとく去って行った。
(考えておきますって言ったの聞こえていたんでしょうか…?)

さっき黄瀬には高校はまだ決めていないと言ったが、実は黒子は行きたい所があった。
それは青峰と一緒の所だ。
だが、当の青峰は高校のことなんて考えている様子もなく、「一緒に行くか?」なんて誘ってもらえそうにない。
かといって自分から言うのもなんだが違う気がする。
そんなことを思いながら再び歩き出すとまた、

『おい!テツ!』

と声が聞こえた。
それはたったいままで黒子が考えていた人物だった。

「どうしたんですか?青峰くん。」

黄瀬と同様黒子は落ち着いて聞き返す。

「お前、黄瀬と一緒んトコ(高校)行くのかよ!」

「え?」

黒子には意味がわからなかった。

「さっきあいつが「黒子っちと同んなじ高校行くんッス!」とか言ってきやがったんだよ!」

「…考えておきますとは言いましたが、一緒に行くとは言っていませんが。」

「なんだよ!ちょっとは行く気あるんじゃねーか!」

「青峰くんさっきからどうしたんですか?」

「はぁ?ふざけんなよ!お前が俺以外のやつと同んなじトコ行こうとしてっからじゃねーか!」

「…えっ、?」

「ったく、、お前は俺の影じゃねーのかよ!?」

「そのつもりですけど。」

「だったら影は光と一緒に決まってんだろ!」

「青峰くん…。きみが、なかなか言ってくれないから、だから、一緒の高校行けないんじゃないかって…」

そう言って黒子はポロポロと涙をこぼしはじめた。

「テ、テツ泣くなよ」

「青峰くんが、あんなこと言うからです。」

「悪かったよ。」

そう言って青峰は黒子を強く抱きしめた。

そしてその耳に

『これからもよろしくな、相棒』

と囁いたのだった。


END



青黒←黄のハズが……
途中から黄瀬くんミスディレしてた💦💦

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