book1
□魅惑の転校生2
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彩ちゃんは生徒会会議
いくら私でもそこには参加できない
「ふぁー暇やな…」
私のかわいさでどうにかならへんかな♪とか考えていたら
「渡辺さん」
あの私を睨んだ子達だ…
怖ーい、彩ちゃん助けてー♪
さっきまで話していたアカリンは、今は週番のため職員室
…ほんまにやばい感じかも…
「単刀直入に聞くけど、渡辺さん、彩さんのなんなん?」
そりゃもちろん…
「恋人やけど?」
「ッ…!!あんたが勝手に言ってるだけやろ!!あんたが彩さんにつきまとってるだけやろ!!」
「ううん、彩ちゃん私のこと好きだよって言ってくれてる」
パチーーン!!!
目の前が一瞬真っ白になった
そして右ほほに激痛が走る
怖いよ、怖いよ、彩ちゃん助けて
「あんたより、私らの方がずっと彩さんを…」
と言いながらまたビンタが…
「みゆき!!!」
女の子の手がストップした
「さ…彩さん…」
「なぁ、君らアホなん?私の大事な人泣かせてるとか…」
私…泣いてるんだ…
「いや、ちがっ…これは…」
女の子達がごまかそうとする
彩ちゃんは私に近づいてきた
そして慰めるように私のほっぺたに軽く触れる
「みゆきを殴るなら、私を殴れ」
女の子達の方を見ながら睨みながら言った
彩ちゃん…///
「彩さん…ッ…」
女の子達は走り去っていった
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〜彩サイド〜
ほんまあかりには、感謝やな…
あかりが生徒会室に、入ってきて、
「彩、先生に呼ばれてるんですけど…なんか長くなるみたいなので生徒会会議は生徒会長抜きで続きを…って」
って言った時には、ほんまなにかと思ったけど、
みゆきが教室でみゆきのことをよく思ってない女子達に絡まれてるって…
「みゆきごめんな、顔腫れちゃってる…」
「さやか…ありがとう、助けに来てくれて…」
涙を流しながらそう言うみゆきを直視できない
「…私がいなかったらみゆきはこんなことにならなかった…」
みゆきと離れた方がみゆきの為なのかも…
「彩、私な、彩がいなかったら人前でこんなに感情出せへんねん、彩の前だけは素の私なんや」
みゆき…
私は本気でみゆきに恋している