book〜リクエスト〜

□君は林檎より甘い(前)
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君とすれ違ったときいい匂いがして振り返った
振り返った私に君は満面の笑みを向ける
その時禁断の果実を発見した
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「なぁ、彩ちゃーん!!」
「なに?みるきー?」
「ふふふ髪結んで?」
「しゃーないなぁ、…ゴム貸して」
「はーいっ!私な、彩ちゃんに髪結んでもらうの好きなんや♪」
「知ってる」
みるきーとは、今年同じクラスになった
なぜかお互い惹かれるように仲良くなった
なぜか、と言われれば全くわからない
でも、私はみるきーの隣が一番安心できて
みるきーも私の隣を居心地よく思ってくれているようだった
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