book1
□君と出会って僕は変わった<上>
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私は渡辺美優紀、皆からはみるきーと呼ばれている
皆からかわいいって言われて周りにいる友達はいるんやけど
心を許して話せる゛親友゛はいない
人に流されながら相槌をうっていればいい子やと思われるからそれでええわって思っていたけど
ある子のおかげで考えが変わった
山本彩ちゃん……
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私は部活をやっていない
友達の、ダンス部のりぃちゃん、テニス部のアカリンを教室で待っていた
りぃちゃんが帰りに新しくオープンしたカフェのパフェを食べにいこうって言い
私はあんま乗り気やなかったんやけど、アカリンが行く気やったから、ええで
と言ってしまった
そういえば、
友達に反対したり意見言ったりしたことほとんどあらへん
てか、反対したことはほんまにない
「…私ってみんなのなんなんやろ…」
ただ、隣にいてくれるだけ、そんな存在なんかな…？
自分がいけないことはわかっているんやけど…
「はぁ……」
「なにため息ついてんねん…」