07/21の日記

00:39
想いの深さ
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貴方が私に言葉をくれるから…
貴方が私の側に居てくれるから…
貴方が私に好意を教えてくれるから…
貴方が私に愛を惜しみ無く与えてくれるから…
私は、私と言う人間で居られる。
見失い掛けて居た存在の証明すらも、貴方の言葉で、想いによって新たに与えられる。
其れでも、貴方は素敵な人だから…
何時でも私よりも良い人が現れてしまわないかとヒヤヒヤしっ放しなのだけど…
好きだと言ってくれるだけで嬉しくて…
自分の事を過去も含めて包み隠さず話してしまいたくなってしまう…
人からの裏の無い好意に余り縁が無かった私には、貴方の言葉が初めてだった。
言葉の裏を邪推せずに受け取れたのも…
自分から手を伸ばしたいと思えたのも…
手に入れたいと望んだのも…
理解して貰いたいと渇望してしまったのも…
貴方に束縛されても構わないなんて思うのは建前かも知れない…
本当は貴方の事を誰の目にも触れない様に閉じ込めておきたいのかも知れない。
表面上だけの関係なら幾らでも繕う事が出来た。
其の代わり、自分の本音を言える者を作る事もして来なかったのだけれど…

だけど、賢は…
そんな私の暗い話も聞いて癒してあげると言ってくれた。
其れでも尚賢から紡がれた「愛してる」と言う言葉が私にどれだけの幸福感を与えてくれたか…
貴方は分かって居るのでしょうか?
私は今迄の人生の中で、一番幸せな時間を今生きて居ると断言出来る程の幸福感を味わって居る。
貴方の与えてくれる想いが、言葉が、私にどれだけの救いと癒しに為って居るか…
言葉では表し切れない程で…
でも、其れでも、幸せだと言える事がどれ程幸福なのかは分かる。
何も無い日でも其れを幸福だと言える様になる迄にかなりの時間を要した…
周りの者からすれば私はまだまだ若造の域だろう…
けれど、だからと言って知らない事が多くても構わないとは思えないのだ…
だからこそ、知らない事は知ろうとして来た…
無知なのを許されるのは幼子だけだと言う事を知って居たから…
勉強の類が出来ずとも、常識だけでもキチンとした事を教えて貰おうと努めた。
其の甲斐あってか、同年代の子達とは明らかに話が合わない事が増えてしまったけれど…
其れが苦では無い程には精神的に成長させてもらった。
年相応では無い対応が出来ると言う事は、良い事ばかりでも無かったけれど…
少なくとも周りの者よりかは、幾分か叱られる事は少なかった様にも思うから、何方かと言えば良い方だったのだろうと思う。
其れで妬まれて居たのかも知れないけれど…
そんな瑣末な事に構って居られる程暇でも無かった。
人の心の醜い所ばかりが目に付いて居た頃は、常に死ぬ事ばかりを考えて居た。
然し、あの時壊れてしまわなくて良かったと、今なら言える。
曖昧に親の建前を気にしてとか言わずに、言い切れる。
私は賢に会う為に今迄生きて居たのだと…
この世に運命が在るのならば、この出会いこそが私にとっての最大の運命の出会いと為るだろう。
此れが運命で無いとするならば、私はこの先の運命と自身の命すらも纏めて破棄出来る自信がある。
そうそう幾人もの人間に私がどんな人間なのかをお披露目する気は無いのだ。
聞いてもらえるのならば一人で良い…
私は其の相手が賢であってくれれば其れで良いと思う。

私の気持ちを理解してくれるのは彼だけで充分だと言えた。
賢にだったら些細な不安も相談出来た。
ささやかな幸せも賢が相手だったら想像する事が出来て、其の中で自分も共に幸せであると思い笑う事が出来た。
他力本願では無く、有言実行出来る様に変わりたいと…
そう思ったのはどれ位振りだろう…
もしかしたら、初めてかも知れない。
私の拙い文章にも理解を示してくれる大人な彼に、どれ程救われて来ただろう…
どれ程の安らぎを与えて貰えただろう。
友達とだったら知らず知らずの内に吐いてしまう嘘も、賢の前では吐けなくて…
何時だって訥々と、返事を遅筆で認めながら私の中の感情を表現出来る様にして来た。
賢からのメールは、私に容易く涙や笑顔を齎してくれる。
心を安寧や安堵感で満たしてくれる。
私が自分に自信を持てない事も賢は分かって居るかも知れない…
だから、何時も励ます様なメールをくれるのかも知れない。
其れが何れだけ嬉しい事か…
精神的などん底を経験して居ないだろう友人達には、分からないだろう…

私のエゴだと言う事も分かって居る。
人の苦労や辛さ等は其の人にしか計れないし、理解し切れる物では無い。
其れでも、其の人の生きて来た環境を其の人の為人から推察し、推し量る事は可能だろうと思う。
其れで、苦労の度合いが自分よりも劣ると判断出来様と、其れを元に下に見る事はしないが…
其れは相手にも求めたい所だ…
自分が如何に苦労して居て、周りから迷惑を被って居るかでは無く、如何すれば周りと上手くやって行けるかと言うのは思わないのだろうか…
歩み寄れる箇所が一つも無い人間は居ないと、私は経験上知って居るからこそアドバイス的な事も言えたりするが、あの子達は知らないのだろうしまた、其れを知りたいとも思って居ないのだろうと思うから敢えて話を聞くに留めて居るけれど…
少しは精神的に成長して頂きたい人が居ない訳では無いから、良い加減にして欲しいとも思う。
自分の言い分を全て理解して貰えないのが理解出来て居るのならば、相手にも完璧な理解を期待しないと言うスタンスにはなれない物だろうか…
同じ事を何度も言うのが嫌だと言うのならば、何度も言わずに済む様に何かすれば良いのに、テキストを作る訳でも無し、上の人間に相談する訳でも無し…
只イラついた空気を周りに振りまきながら仕事をするのは如何な物かと思う…
周りからの評価は既に最低だろうけれど…
本人が其れを挽回しようとするのでも無く、嫌われて居るのでも構わないと言う態度が既に出てしまって居るのが問題だと思うのだ。
仕事だと割り切って居るのだと本人は言うけれど…
私からして見れば、割り切り方が甘いとしか言い様が無い。
其れで割り切って居るつもりなのならば、笑わせないで貰いたい。
貴女のして居るのは割り切って居ると言えるレベルでは無いのだと言ってやりたい。
貴女のレベルで割り切って居ると言えるのならば、私のして居た事は何だったと言うのだろう…
あの環境からすれば…地獄か?
味わって見れば良いのだ…
内臓が、神経が、悲鳴を上げるのを感じながらも来なければならない重圧と、頼られる事の責任の板挟みを経験して見れば良い。
嫌いな人、苦手な人にでも指示を仰ぎに行かなければならず、嫌いな人にも分け隔てなく接し仕事の進行具合を見なければならなかったあの地獄を…
どんなに見て居るつもりでも人は何かをやらかしてくれる物なのだから、寛容に成らざるを得ない状況と言うのは在るのだ。
溜め息を吐きたくても出来ず、弱音なんて物も簡単には吐けなかった。
諦めるなんて言葉が思考から消える程の極限状態に迄追い込まれるのだから、自分本位に仕事を進めるなんて事は出来ないのだ。
どんなに頑張っても、自分一人で出来る範囲は限られているし、出来る量も大した物では無い。
だからこそ、誰と組む事に為っても良い様に其の人の特性や性格を覚えておけば、其れなりな対応が出来ると言うのに…
お互いに気に食わないと言い合うばかりでは、何も進まないと思うのだ…
私の考え方は間違って居るのだろうか?
偽善的な物なのだろうか?
実践するのは確かに難しい物だろうし、其れを継続させるのは大変なのだが、其れでも、其れをしなければ成らないのが大人と言う立場にある私達の役割の一つでは無いのだろうかと思うのだ。
其れを分かって居るのか、居ないのか…
私の知り及ぶ所では無いけれど…
こんな時に思うのは、賢ならばどんな思いを持って居るのだろうかと言う物だ。
自分の居る環境とはまた違う場所に居る彼ならば、私と似て居ても切り口の異なる考えを持って居る気がするのだ…

好きだから意見を合わせてしまうのでは無く、自分の意見と違う所があっても其れを其の人の考えなのだと理解し、許容する事が出来る。
私には其れで相互理解が叶った時、この上無い喜びを見出す事が出来る。
無理に意見を合わせても、いつかツケはやってくるのだから…
今を何れだけ楽しめるかだと思うのだ…
幸せな時間は永久には続かないし、いつかは崩れてしまう物だと分かって居るからこそ其の幸せな時間を維持しようと努力するのだと思う。
私は少なくともそう思う。
賢が居てくれるなら其れで幸せだと思えるから。
何か特別な事を求める訳では決して無い。
何も無い日にも意味があり、細やかな幸せが潜んで居るのだから(*´ω`*)
其れに気付けない人は可哀想な人だと言える(笑)

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