BSR+ポケ+逆トリ+トリ『最強+最狂+幽霊=ボク!』

□*2話* 徹夜明けの彼女は恐ろしいので絶対に話し掛けてはいけません。確実に減給です。
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「桃ボス!!挑戦者来たからはよ起きて準備しぃ!!」

部屋中に響いたのは、少々訛った口調で喋る男の声。

彼は、カズマサと同じ鉄道員の一人。クラウド。

カズマサの上司に当たるとか。

さっきの大声、これもクラウドの声だ。

それに反応したのか、眠っていた全員が飛び起きる

「…誰だテメェ」

顔に傷のある、オールバックの男。

一言で言えば、「や」のつく職業をやっている様な奴。

「は?ちょ、え!?あぁー、カズマサ達からの噂は本当だったんか…」

「聞いてんのか!?」

「Stoopだ、小十郎!其より、此方をどうにかしてくれ…!」

声のした方を見る、と。

其処には見慣れた我が上司、天ノ音死時、通称、桃ボスの姿。

と、困った顔で助けを求める青い奴。

…あ、桃ボス…寝てる。

「うぉ!?桃ボス!起きろ!!迷惑になってるからはよ起きぃ!?つか、起きてくれ!!」

眠そうに目を開く。

『もー、なぁにー?仕事ー?え、まさか。もう夜中!?』

「…そうや。はよ行け、アホ。あと、これ、メンテしておいたから持って行き」

『アホじゃないもん!言われなくたって行くし!!…まぁいいや。ありがとー。…あはっ、後は宜しくね、クラウド!』

ベッドから飛び起きると、愛用の大鎌を持ち、部屋から飛び出して行った。

「は、ハァ!?ちょ、桃ボス!?通路は走らんといて!?」

何か聞こえたが聞いてない事にしよう。



*クラウド視点*

「さて、全て吐いて貰おうか」

…まずい

「…わし、此れから仕事なんやけど」

「そうは行かせないよ?」

…逃げられない

「は、えぇー…」

「……(謎の圧力」

…どうしようか

「…なんちゅうこっちゃ…」

「全部話して貰おうじゃねぇか。You see?」

…英語ェ

「…はぁぁ、No.」

「先程の者とは如何なる御関係で御座ろうか?」

…古くさっ!?

「…もう、諦めよ(ボソッ」

その後、彼の断末魔が聞こえたと言う。
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