BSR+ポケ+逆トリ+トリ『最強+最狂+幽霊=ボク!』
□*1話* 仕事中の彼女を怒らせてはいけません。確実に埋められます。
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ガタリっ
揺れる。
世界中が揺れる。
地震。
後に原因を知るのだが、原因は。
そう、シンオウ地方の伝説のポケモン。
出逢う筈の無い
『ディアルガ』と『パルキア』が出逢い、戦い始めたから。
多分、そのせいだろう。
…と、言うことは、これはその波動。
そう言えば昔、聞いたことがある。
『パルキアが生まれた事で空間が生み出されたとされ、またパルキアが呼吸をすることで空間が安定するとも言われてる』
と。
他にも、
『パルキアは空間を司る神と呼ばれているポケモンである為、実際に空間のつながりを自在に操り、
遠く離れた異空間へも自由に行き来する事が出来る程の強大な力を持っている』
だとか。
ディアルガの場合はと言うと、
『ディアルガが生まれた事で時間が動き出したとされ、またディアルガの心臓が動くと時を刻むともされている』
と。
他にも、
『ディアルガは時を司る神と呼ばれているポケモンである。実際に時の流れを操り、未来へも過去へも自由に行き来する事が出来る程の強大な力を持っている』
…これが原因で時や空間が歪んだら…
考えただけでもゾッとする。
そんな事を考えていた彼女は、執務室の中に入って行く。
『あー、怖っ。時空間歪むとかそんなことされたらボク、どうなるのよ…って、うっわ!?書類追加されてるしぃ…』
しょんぼりとした表情で、自分の椅子へ向かおうとした…が、
「…動くな。…でないと殺すよ?」
無理だった。
『…!?うっわぁ…本当に時空間歪んじゃった系…?』
ブツブツと呟いたかと思えば、彼女は直ぐに状況を把握するために辺りを見回した。
解った事といえば、彼女の首元、頸動脈に冷たい刃物。
これは、形的には苦無…かな。
あと、は。
すぐ近くに、良い体格をした男、男、男。
只でさえ駅員や他のサブウェイマスターが男だって言うのに…。
人数では…一、二、三…四…?いや、もう一人。
微かだけど感じる。あぁ、上か。
『…ハァ』
溜め息が部屋中に響いた。
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