DRRR

□「」
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「」

朝から俺は考え事をしていた。

どうして俺達はこうなってしまったのか。と

それは本当にくだらないことで今更変えられはしないことだった。

「俺はただ、仲良くしたかっただけだったのになぁー」
出逢いは去年、新羅の友人という些細なことで知り合った。

友人の友人ってだけだったがお互い話し合って友達的な関係に
なれたのかは俺には分からない。

出逢いは最悪だったし、喧嘩はするし。
でも仕向けたのは俺なんだけどね

そんな事を考えてるうちに家をでる時間になったので家を出た。


学校に着くとおはようと後ろから肩を叩かれた。

それは新羅だった
「あーおはよう」
俺はさっきの考えて事もあり無愛想に返事をした。

それに違和感を覚えたのか新羅は訊ねてくる
「どうしたの折原君?何かあったの?」
興味津々に聞いてくる新羅

「いや、アイツの事を考えてただけ」
アイツとはもちろん平和島静雄のこと

「えぇ、アイツって?静雄くんのこと?」

「あ、そうだよ?」
続けてなんでわかったんだ?と頭にはてなを付けて問う

すると新羅は直ぐに口を開き始める。

「つい昨日、静雄くんからも同じことを言われたんだ!」
それも満点の笑みで。

「…は?」
ちょっと待ってよ、俺のことをアイツが?
一瞬、新羅の言っている意味がわからなかった

……いやいやいや、どうせうざいだのしつこいなどの愚痴だろう
何を勘違いしてるんだか…
でも…
俺の中で一瞬浮かんだ「本当は仲良くしたい」もし静雄が新羅に言った言葉がそうだったとしたら…
仲良くなれる可能性は0ではない…はずだ。

その可能性を信じて俺は口を開いた
「…どんな内容だったの?」
新羅は口が緩い、だから静雄が内緒にしろといったとこで意味なく話してしまうだろう。
「それはね…きっと折原君と同じことだと僕は思うよ?」

「へぇ……っはぁ?」
予想外な回答で俺は奇声みたいな声をあげてしまった。
心を見透かされた気がしてゾッとする

「やっぱり同じみたいだね!」
もうそろ授業始まるよーと嬉しそうに笑いながら行ってしまった。

アイツが何を言っていたのか気になるが、俺も席に着かなくちゃと授業に集中することに決めた






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