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□津軽とサイケ
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「ねぇ!臨也くん!」
俺が仕事を終えて帰って来た時に
サイケが言ってきた。
「どうしたの?サイケ?」
「サイケ新しいアンドロイド(友達)がほしい!」
急なりなに?と思ったけどその言葉に続けてサイケはこう言ってきた。
「このアンドロイドなんだけどね…」
と言いながらチラシを見せてきた。
そこには『旧型アンドロイド‐津軽海峡冬景色版‐』と書いてあった。
「サイケ…、これ旧型だよ?」
新型じゃなくていいの?と俺が言うとサイケは
「このアンドロイドがいいの!!」
と口を膨らませながら言ってきた。
旧型の何処が良いのか俺には全然分からないが、あまりにもサイケが駄々をコネルから俺はその旧型『‐津軽海峡冬景色‐』というアンドロイドを頼むコトにした。
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ピンポーン
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「はぁい」
扉を開けると其処には大きい箱を持った宅配便らしき人がいた。
「折原臨也さんですよね?…此処にハンコお願いします」
と言ってきたので、俺ははいといいハンコを押して大きい箱を受け取り、宅配便の人にお疲れ様ですと言ってドアを閉めた。
箱をチラッと見ると、それは数日前サイケが欲しがっていた旧型‐津軽海峡冬景色‐というアンドロイドだった。
俺はサイケを呼ぼうとしたが、偶然今日サイケは「新宿探検いってくるねぇー!新しいアンドロイドが来たらの為に!」なんて張り切って行ったっきり帰ってきてないことを思い出した。
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