DRRR

□一目惚れ
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ーー真っ赤な瞳
        透き通った声―――
ーー真っ白な肌


出逢った瞬間俺はアイツに恋をした。




―――一目惚れ





俺の好きな奴は変わった奴だ

趣味は人間観察、好きなものは人間
なぜか学ランを着ている

変わり果ててやがる。


そしてそいつと俺は犬猿の仲
一年たった今でも変わらず

俺はソイツの事を愛してる
本人には絶対にはいえねぇけど

言ったあと今の関係が崩れるのが嫌だから。

「しず、お……静雄くん?」

気が付けば耳元から俺を呼ぶ声が聞こえた。
「ん……」

顔を上げて見るとそこには
新羅がいた。

もしかして俺ずっと寝てたのか……?

「君、ずっと寝てたんだよ…」

心の声が聞こえたみたいにいうから本当に聞こえたんじゃないかとびっくりした。

「あ、あぁ…そうだったのか…起こしてくれてサンキューな…」

「うん、あ!僕、用事があるから先帰るね!じゃ!」

お、ぉう

俺が起きるまで待ってくれたのかしらないが新羅はいい奴だな、と思った。


もう暗いし帰ろうとした
その時、隣の部屋から物音がした。

この時間他に生徒はいないはず
なのにもの音がするのは可笑しいとおもい俺は物音が聞こえた隣の教室を覗いた。
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