dream
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今日は一泊二日の体験学習。
キャンプ場で、 各班ごとにテントを1から作る。
もちろん班は自由でいつもの6人でテント作りをする。
力のある男子組にテント作りを任せて、女子2人はカレー作りのために火を起こしていた。
「ふーっ!ふーーーーっ!!!」
「あやっ!がんばれー!!!あとちょっと!!!」
「ふーーーーーーーーーーっ!!!!」
「ふふっ…ふふふふふ…ぎゃははーーーー!!!ごめん、あやの顔めっちゃ面白い事になってるよー!!!」
「笑わないでよかな!!頑張ってんだからっ!かなが笑うと私も笑っちゃって、火がつかないでしょー!?!?」
頑張って火を起こそうとするけどなかなか着いてくれない。
2人で笑ってつけられない。
ふざけてわけじゃないんだよ?
「あやちゃん貸してみー?俺がつけてあげるよ。」
見兼ねた手越くんが火おこしを手伝ってくれた。
私たちが必死に頑張ってやっていたのに、糸も簡単に火がついた。
「手越くんさすがだねー!やるねー!」
「俺力なさそうに見えるけど頼りになるでしょ?」
「ありがとう!!頑張っておいしいカレー作るねっ!」
「うん!期待してる!」
ニコッと笑う手越くん。
かっこいいことを自然にこなす手越くんはやっぱりかっこいい。
手越くんがやるとなんでキザにみえないんだろう?ってことをさらっとやってみせる。
「おい、手越っ!俺の彼女にちょっかいださないでくれるー???」
「あら、すみませんね、彼氏さん。困っている人を見ると放っておけない性格なもんでねー!」
かっこつけてもみんなにいじられる手越くん。
可愛いなーなんて思ってしまった。
視線を感じてパッと振り向くと、手越くんの彼女がこっちを見ている。
ヤキモチ妬いてるのかな?
なんか、、、やりずらい。
すぐに視線を逸らしてカレー作りに取り掛かった。