・・短編・・

□蹴り
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「オレの名は再不斬だ」

『オレの名は角都だ』

「お前カカシと
殺りあったそうだな」

『お前もだろ』

「あぁ、そうだな」

『ところでお前
なぜ顔面を蹴らなかった?
蹴るなら腹より顔面が急所だ』

「お前も腹、蹴ってるだろ」

『あんな綺麗な顔蹴れる
わけないだろ』

「オレもだ」

『岩が砕けるほど蹴ってしまった
痛かっただろうな』

「オレは川に飛ばしたからな
それほど痛くなかっただろう」

『お前は甘いな
戦闘中にそんなことを
考えているなんて』


「‥‥‥
オレはカカシにオレの
弟子を殺された
カカシじゃなかったら
呪い殺してたな」

『女々しやつだな
オレはカカシに留めを刺された
羨ましいだろ
お前なんて雑魚の連中の傷で
死んだんだ』


「そうでもない
最後を目をそらさず
見てくれたからな」

『それを言うならオレは
最後に言葉を交わした
のがカカシだ』


「オレもだな
言葉を交わしたのはカカシだが
最後に話掛けたのは白だ
話せる機会をくれた
のがカカシだったな
どうだ羨ましいだろ」

『‥‥オレはカカシの
素顔を見た』

「あんな遠くからじゃ
見えなんじゃないかww」

『オレの視力は6だ』

「嘘臭いな
オレなんかカカシの
血を浴びたぜ」

『それならオレの勝ちだ
オレはカカシの鼓動を
限りなく近くで感じたからな』

「‥‥‥
オレは2週間の間でカカシと
二度、戦った」

『オレはカカシに二度殺された』

「カカシはオレの術いっぱい
コピーしてくれた」

『留めの雷切りは優しい
雷遁だったな
お前に優しさのある術なをぞ
使ってないだろ』


「そうだな だがオレは
最後にカカシと仲良くなった」

『オレも仲良くなれた
‥‥‥と思う』


「クククク‥‥
オレの勝ちだなジジィ」

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