小説

□黄金と刺
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久しぶりに
大きな依頼が舞い込んだ
その任務はいろんなとこで
断られ
最後に万事屋 銀ちゃん
に回された物らしい

「どうしたんですか銀さん」

「むふふふ 久しぶりに
いい物が食えそうだぞ新八」

「もしかして依頼ですか!!」

「そうだ
染ったれた依頼じゃねぇぜ
大富豪様からの金がっぽがっぽ
の依頼だ」

「マジですか!
お通ちゃんの等身大フィギュアが
もうすぐ発売なんですけど
買えますかね」

「ぁあそんなもん何体でも
買ってやらあ」

「うおおおおー
どんな依頼なんですかあ!!」

「それはあ」

「それは?」

「それはあ」

「それは!」

「それはああ
黄金に光るタラノメを収穫
してくることだああ!!!?」

「・・・・もう自分で?ついちゃって
るじゃないですか」

「俺だってもういい年よ
そんなもん透き通った銀さんの
心でも信じられないけど
依頼主様が言ってんだから
しょうがねぇだろ」

「なかったらどうするんですか」

「そんなもん
決まってんだろ
ただのタラノメを
金色に塗りゃあいいんだ」

「十分 染みったれてる
じゃねぇかあ!!」

「いんだよ金さえ入りゃ」

「その話し乗ったアル!!!」

「乗ったアルじゃねぇよ
お前も行くんだ」

「あるかないかない
タラノメを取りにアルか」

「そうだ」

「いやアルいやアル
どうせ無いんだからそこらの
タラノメ塗りまくったらいいアル
すぐ終わるアル
一杯のご飯に2個 卵かけるアル
肉食い放題行くアル
酢昆布一生分買うアル」

「でも一様
行かなきゃ依頼主様の
お願いなんだからね神楽ちゃん」

「おっさんがちゃん
付けるんじゃねぇ気持ち悪いアル」

「・・・・」

「まっまぁね銀さん神楽ちゃん
本当にあったら見てみたいですし
僕は行きますよ」

「よっよし用意するぞ
なんせ人が入らない山の
山奥にあるそうだからな
銀さん頑張っちゃおー」

「出発は
明日の早朝でいいですか?」

「大丈夫アル」

「銀さんも大丈夫だからねえ」

「日が顔を出す頃
万事屋に集合で
僕は姉さんに言付け
しなきゃいけないのでこれで」

「おう 明日なあ」
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