・・小説・

□小屋
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「まいったなぁ」

「・・・・・」

「里に帰るにはこの山を
超えなきゃならないのにな」

任務帰り予知できない
悪天候に襲われ
春だと言うのに標高が高いせいか
この山は吹雪だ

「大丈夫?カカシ」

「・・・・天気予報は晴れでした」

「そうだったね
寒くない?寒いよねぇ」

「大丈夫です」

ミナトの
5歩くらい後ろを歩くカカシ

「ねぇカカシ?」

風の音が声を聞き取りにくくする
段々と歩くのが遅くなる

「ねぇカカシ」

「・・・・」

「カカシー?」

「はい」

「ほら おいで」

「?」

「負ぶるよ」

「大丈夫です子供扱いしないで
下さい」

「そんな事言ったって」

「先生 喋ってないで
帰りましょうよ」

「倒れたらお姫様抱っこして
里まで帰って
帰るのは昼過ぎくらいかなぁ
そしたらカカシの可愛い寝顔を
里中に見せびらかしながら
ゆっくり歩いて
家についたら身包み剥がして
ベッドに寝かせて
風呂で冷えた体を優しく溶かして
全身くまなく洗って
カカシが寝込んだのを言い訳に
任務ボイコットするよ先生は!」

「・・・そんな事には
ならないので安心して下さい」
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