・小説・

□・・・クソッ
3ページ/10ページ


馬車の中でも
アリスはブレイクを仰視
し続けていた

「・・・止めてもらえマス?
気になるので」

「気にするな私が何故だか
見てしまうだけだ」

「・・・・・」

「アリス変態みたいだよ」

「変態はコイツだろ」

「変態かは分からないけど
変質者ではあるよね」

「私 職質されたこと
無いですヨ」

「そんなわけないよ
だってブレイクだよ!?」

「・・・・もうクッキーあげません」

「いいよ〜ん
ギルからもらうから」

「稽古もしません」

「えっ
ごめんブレイク本当にごめん
凄い怒ってる?」

「あざとい顔してますよ」

「顔見えてないくすに」

「雰囲気デス
私 用事済ませてきちゃいますネ」

「すぐ終わる?」

「えぇまぁ 書類受け取りに行く
だけですから」

「じゃあギルの部屋にいるね」

「分かりました
済んだら部屋によりマス」

長い廊下で3人と別れ
任務の書類を取りに行く

「書類なんか貰ったって
読めないんですけどネェ
またレイムさんかギルバート君に
読んで貰いましょう
面倒なやつなら何時ものように
押し付けちゃえばいいんデス♪」

首筋を掻きながら歩くブレイク


書類を貰いギルバートの部屋に
向かい歩いていると

安心感のある気配を数歩先に
感じた
レイムさん
驚かせたい・・・レイムさんは私に
気付いていないみたいデスネ
メガネをパーティーメガネに
気付かれず変えれたら私は
ランクを上がったってことに
しましょう
数千回目のいたずら

気配を消して近づき両手に釣り竿
一本でメガネを盗み
瞬きと同時にパーティーメガネを
もう一本の釣り竿で装着
成功デス
我ながら器用で褒めてあげマス

釣り竿をポーチの中に隠す
周りの目線なんて気にしまセン
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ