・小説・
□・・・クソッ
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馬車の中でも
アリスはブレイクを仰視
し続けていた
「・・・止めてもらえマス?
気になるので」
「気にするな私が何故だか
見てしまうだけだ」
「・・・・・」
「アリス変態みたいだよ」
「変態はコイツだろ」
「変態かは分からないけど
変質者ではあるよね」
「私 職質されたこと
無いですヨ」
「そんなわけないよ
だってブレイクだよ!?」
「・・・・もうクッキーあげません」
「いいよ〜ん
ギルからもらうから」
「稽古もしません」
「えっ
ごめんブレイク本当にごめん
凄い怒ってる?」
「あざとい顔してますよ」
「顔見えてないくすに」
「雰囲気デス
私 用事済ませてきちゃいますネ」
「すぐ終わる?」
「えぇまぁ 書類受け取りに行く
だけですから」
「じゃあギルの部屋にいるね」
「分かりました
済んだら部屋によりマス」
長い廊下で3人と別れ
任務の書類を取りに行く
「書類なんか貰ったって
読めないんですけどネェ
またレイムさんかギルバート君に
読んで貰いましょう
面倒なやつなら何時ものように
押し付けちゃえばいいんデス♪」
首筋を掻きながら歩くブレイク
書類を貰いギルバートの部屋に
向かい歩いていると
安心感のある気配を数歩先に
感じた
レイムさん
驚かせたい・・・レイムさんは私に
気付いていないみたいデスネ
メガネをパーティーメガネに
気付かれず変えれたら私は
ランクを上がったってことに
しましょう
数千回目のいたずら
気配を消して近づき両手に釣り竿
一本でメガネを盗み
瞬きと同時にパーティーメガネを
もう一本の釣り竿で装着
成功デス
我ながら器用で褒めてあげマス
釣り竿をポーチの中に隠す
周りの目線なんて気にしまセン