・・短編・・

□ズレてる
1ページ/1ページ



「先生は変わらねぇな」

「そうよねぇ 顔なんて目しか
見えないし髪型くらい
変えればいいのにね」

「ズレたまんまだってばよ」

「重力に斜めに逆らってるわ」

「あれってば
ワックス?で固めてるのかな」

「素であんなんだったら
毛根からズレてるわね」

「じゃあ毎朝あの髪にセット
してるてことだろ」

「そうなるわよね」

「気に入ってるんだ‥‥‥」

「やっぱズレてるわ」

「じゃあさ じゃあさ
髪おろしたらアシンメトリー
みたいになんのかな」

「たしかに、そうなるわよねぇ
もしかして、いつも
髪セットで遅刻してるのかしら」


「角度にもこだわり
あるってことか?」


「誰もそこまで見てないのに」




「あっカカシ先生」


「よっ
サクラ ナルト」

「やっぱ変だってばよ」

「いきなりなんだよ」

「髪型よ! 先生」

「‥‥‥」

「どうやったら
そこまで斜めに立つんだってばよ」

「サスケ君みたいにスマートかつクールビューティーな
ヘアスタイルに
したいと思ったことないの先生?」

「サスケってねぇ」


『サスケもそこそこ斜めでしょ』

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ