Novel&Poem

□チョコの悲劇
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「ちょっとぉ〜、MZDっ!アタシをあんなムサイ城までぶっ飛ばすってどういうコト!?答えなさいよ!!」
…………。
あの〜…、僕はそっちのけでしょうか?
その前に、ケンカはやめてください…。
「ね゛〜〜〜ぇ゛っ、文クンっ!!」
「は…はいっ」
ラッテさん、声が嗄れてますよ。
それに怖いです。
「アタシと逃げよう!!こんな冷徹な神様なんてほっといてさ!!」
「…ん〜だ〜どぉ〜…?コラァ…オイ文彦!」
「はい…」
MZDさん、怖すぎです…。
「さぁ!オレのチョコを食え!」
………………はい?
今日は…バレンタインデーではありませんよ!?
「バカ…今日はホワイトデーだろ」
「ぇ…?あ!そういえば!」
確かに僕はバレンタインデーにチョコをあげました…。ですが、覚えているなんて…
「ちょ〜〜っと待ったぁ!普通ホワイトデーはキャンディでしょ!?はぁ〜い、キャンディめっしあっがれ♪」
いい雰囲気だった僕たちを押しのけて、ラッテさんが割り込んできて…。
「ん…っ」
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