BL 黒とシロ
□闇雲に走っても…。
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シロは、隣の席にいた。
「四郎ちゃんってホント白いよな〜」
「女みたいだし〜」
クラスの地味な悪ガキどもがシロに群がった時があった。
そりゃ、シロは肌白だし可愛い顔してるし、声もシロの妹に似てる。
でもこいつは男だ。
わかってやって欲しいと思った。
「うっせーよ、消えろ」
「また黒のお助けかよ〜笑えるこいつら」
俺が口出しするといつもシロは睨んできた。
助けてやってる事がお節介に繋がってるんだろうな。
「何でお前助けんの」
「からかわれてるシロを見てられなくて」
「余計なことすんな」
昔から話していたのに、シロは素っ気なかった。