ありがとう
□春だね〜
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桜の木の下に一人の少女。
『あ〜。もう私も2年か〜。』
帝光中バスケ部マネージャー柊雪乃。
彼女は、今年から2年になる。
『今年はまともな年になるかな…』
彼女は、元不良だった。
そのせいか、人は雪乃を恐れ、避けた。仲良くしていた友達でさえも。
そして、雪乃は決めた。
誰も……
信じないと。
そんな彼女に1人の少年が来た。
「バスケ部のマネージャーをしろ。ちなみに、僕の命令は絶対だ。」
赤司征十郎
これが、彼との出会いだ。
『あぁ。だりぃ。サボろうかな。』
春の空の下今日も彼女の心は曇っている。