DIABOLIK LOVERS ー長編小説ー
□プロローグ
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ザァーッ…ーー
窓の外から雨の音が聞こえる…
あれ?
そういえば、今夜は雨なんだったっけ…
ーーーーーーーーはっ!
時計を見ると時刻は、もうすぐで午前0時ーー。
秒針が静かに時を刻んでいく。
もう、こんな時間だったんだ…。
海外へ赴任している両親からの大切な手紙…。
久し振りの手紙では、2人の仲睦まじい写真も同封されていて…
とても嬉しかった…。
「早く会えたら…いいな。」
そう思って、机を見た時……
見慣れない便箋が、そこにあった。
「真っ赤な手紙……。こんな色の手紙なんて、届いていたかな…?
その手紙を開けてみると……
ーーーーーーは、白紙!?
い、嫌がらせかな……?
そう思った、その時……!
「あ…れ…いきなり、眠く…なって…ー。」
私は突然の睡魔に襲われ、時計の音へと吸い込まれるように……深い眠りへと落ちていった…。
この部屋で見られている影に気がつかずに…