皇子と従者
□第二話
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カッ
はなたれた矢はまとの中心部へささった。
「ふぅ…」
中庭で弓の練習をしていた雛尹に声がかけられた。
「雛尹殿!」
「白龍様、どうされたんですか?」
彼に返事をしながら、前にかかった髪を耳へとかける
「姉上たちが、おもどりになったみたいです!」
今日煌帝国第一皇女 練 白瑛が、
数名の部下たちをつれ一時帰国した
そして、白龍たちと帰国した白瑛
青舜たちは中庭へときた
「しばらくですね、白龍、尹」
「お久しぶりです。姉上
元気そうで、なによりです。」
「白瑛様!青舜も、お久しぶりで す!」
ひさしぶりの旧知の仲の再開に、
会話に花をさかせた