長編小説

□昼食
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昼食












そろそろお腹空いたな〜と思っていると、チャイムが鳴った。
お昼の合図かな?とか思っていたら……


「あ、あのっ…!」


確かこの子は、不二咲君だね。
もじもじしているのが、すごく可愛い!


不二咲「…これから昼食なんだけど、一緒にどう…かな?石丸君や大和田君も一緒なんだけどねぇ…。」

『いいの!?
わぁー!嬉しいな!』

不二咲「食堂はこっちだよ!
多分、今から行けば混まずに済むかも!」


in食堂


大和田「おーい!不二咲、沙波羅!こっちだ!」

石丸「早く来たまえ!」

不二咲「大和田君、石丸君!先に来てたんだぁ〜!」

大和田「慌てなくていいって言ったのに、兄弟が……」

石丸「僕のせいではない!人のせいにしてはいけないぞ、兄弟!」

『ふふっ…。』


思わず、私は笑ってしまった。3人は私の顔を見る。石丸君はさらに眉間にシワを寄せた。


石丸「沙波羅君!何がそんなにおかしいのだね!?」

『あっ…ごめん。
石丸君と大和田君のやりとり見てると面白くてつい…。』

大和田「面白い…ねぇ…。お前、言ってくれるな!」


ククッと喉の奥で笑う大和田君に対し、どこが面白いのか分かってない石丸君、クスクスと可愛く笑う不二咲君。


石丸「いつまでも笑ってないで、早く食事をとるぞ!」


こうして4人で食事していると、朝日奈さんが箱を持ってきてくれた。


朝日奈「沙波羅ちゃん、ドーナツ食べる?いくつでも取っていいよ!」

『いいの!?ありがとう!私甘いものに目がないんだ!』


3つほどドーナツを取って、みんなにも配っていた。


『ふぅ〜、お腹いっぱいだね!』

大和田「腹も膨れたし、眠くなってきたなぁー。」

石丸「だらしないぞ、兄弟!あくびする時は手で抑えるのが常識だ!」

大和田「いいじゃねぇかよ兄弟!屋上行って寝ようぜ!」

不二咲「あ〜、いいねぇ!僕も行きたいなぁー…。沙波羅さんも行くよね?」

大和田「不二咲、聞く必要ねぇよ。連れていくに決まってるだろ!」

石丸「しかし、外で寝るなど……!」

大和田「かてー事言うと、沙波羅に嫌われるぞ!とにかく、屋上行こうぜ!
Are you ready!?」


こうして、私達は屋上へ向かった。
って、大和田君!
某戦国アニメの青い人になってるよ!

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