小説2

□女子会2
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そんなキセキの死角には相棒組と宮地が集まっていた

「ぶっふぉっ!!ちょっアイツ等後ろにいる!!」

高尾は笑いを堪えきれず一人ぷるぷると蹲っていた。
前回は参加していなかったが高尾はいつもこの女子会という名の男子会に
参加している常連さんだ。しかし高尾は受けではない…。
一方氷室は今日は来れないということで欠席

「誰が可愛いだ、死ね」
「死ねとかお前ひどいな」

丸聞こえな彼らの声に笠松はツッコミをいれる。
容赦ない一言に珍しく宮地が声を上げた

「アイツ等…俺らがいることに気づいてないよな…です」
「火神、日本語!」

火神と降旗も少しだけ顔をしかめている。

「い、いい一番だなんてそんな!スミマセン!!」
「惚気…」

「ぶっ!!え?降旗?…キスすらしてないの?」
「え、ええ!あの、だって俺なんかが赤司君に触るなんてっ」

酷いすれ違いフラグを立てています。
と高尾は一人心の中で思っていた

「お前ら付き合ってんだろ?それくらいいいだろ別に」

宮地はチョコシェイクをズズっとすすりながらたずねた。

「そ、そういう宮地さんはどうなんです!?」


『――…既に終わっているのだよ2人とも…』


「……そうですか、俺だけかよ、ありえない。みんなありえないよ!」

降旗は涙目になりながら訴えた。
そんな様子をみた火神は降旗に「今そこにいるんだし行けば?」と提案した

「え」
「だから、行けばよくね?お前が行かないんなら俺が行くけど」

ガタッと席を立ち上がった火神はスタスタと黒子達の方に言ってしまった。
その数秒後マジバ内に絶叫が響いたのは言うまでもない。

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