小説2
□好きすきスキ
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「健介ー」
「あ?」
「好き」
「…!?」
いきなり言われた言葉に福井は硬直した。
春日はにこにこしながらこちらを覗き込んでいる
「好きだよ」
「ちょ、なに?」
「うんー、だから好き」
「…っいいすぎ」
「ごめんねーでも好きなんだもん」
「…俺も」
ひたすら好き好きと言われた福井は顔を真っ赤にしながら俯いた。
「えへへ、両想い〜」
そう言い、春日は福井の手をとったのだった。
(顔真っ赤にしてか〜わ〜い〜い〜)
(…るさい!だいたいお前が!)
(何?)
(…なんでもない)
(ふふ、ちゅーしていい?)
(なんでだよ!!)
end